最近は、あまり芋がらって見かけなくなりましたよね。
今回は、里芋の茎で作る乾燥芋がら(ずいき)の簡単な作り方を紹介します。
里芋の茎のむき方や干し方、作った乾燥芋がらの保存の仕方などをまとめました。
乾燥芋がらを購入して、昔懐かしい味を楽しむこともできますが、家庭菜園をやっていたり、道の駅などで生の里芋の茎が販売されていたら、ぜひ手作りの芋がらを作ってみてくださいね。
自分で乾燥芋がらを作るのは少し手間がかかりますが、保存期間も延び栄養価も高まりますのでオススメです。
ぜひ、試してみてくださいね。
干し野菜作りに欠かせない干し網も、高さがないタイプなら雨の日にお部屋にも干せるので便利です。
里芋の芋がら 乾燥ずいきの作り方
里芋の茎で芋がらを作るときは、なるべく全体的に太くて張りのある茎を選び、葉っぱがついている場合は切り落とします。
茎に土がついているようなら綺麗に洗い流して下さい。
里芋の茎の皮を剥いていきますが、茎の汁が手につくと黒くなって取れなくなってしまったり、痒くなってしまうことがありますので、ゴム手袋やビニール手袋をはめてから剥くようにしましょう。
茎の皮の剥き方は、端っこを折るとそこから剥けていくので引っ張りながら剥きます。剥けない場合は包丁を端っこにかけて引っ張りながら剥くと綺麗に剥けます。
ここで薄皮も綺麗に剥いておかないと食べた時の食感が固くなってしまいます。
皮を剥き終わったら、次は乾燥させます。
里芋の茎の乾燥方法 芋がらの干し方や干す期間
皮まで剥いた里芋の茎は、天日干ししてカラッカラに乾燥させますが、干す方法は本格的に藁を通して吊るす方法や干し網を使って干す方法があります。
干し網がない場合は、大きめのザルなどに並べて干しても大丈夫ですよ。
私は干し網を使って干していますが、以前まだ干し網がない時は洗濯物を干すピンチつきハンガーに干していました。
雨が降っても濡れない軒下などの風通しが良い場所に干します。
軒下などの濡れない場所がない場合は、天気が良い時には外に干して、雨の日は室内に入れておきましょう。
また、夜から朝にかけて湿気が多くなってしまいますので、夜は家の中に入れておく方が無難です。
干す期間の目安はだいたい2週間ほどですが、乾燥具合によって調節して下さいね。
もし、雨が続くなどして外でカラッと乾燥させることができなくなってしまった場合は、カビなどの原因になってしまいますので、紙袋に入れて冷蔵庫に入れておくといいですよ。
芋がらを干すときは天気予報を見て、晴れが続く時に干し始めるようにしましょう。
乾燥芋がら(乾燥ずいき)の保存方法と保存期間、賞味期限
ク天日干しして乾燥させた芋がらは、ジップロッなどの保存袋に入れて保存します。
袋の中に一緒に乾燥剤を入れ、日の当たらない涼しい場所に保存しておきましょう。乾燥剤は100均などにも売っています。
天日干しをする時にしっかり乾燥させておかないと、カビが生えてしまう可能性がありますので、注意して下さいね。
乾燥芋がらの保存期間は約2ヶ月ほどなので、賞味期限の2ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
里芋の茎で芋がらの作り方 まとめ
煮物や炒めもの、酢の物やみそ汁の具に美味しい芋がらは、乾燥芋がらにしておくと2ヵ月ほどもちますので、少し手間はかかりますがおすすめですよ。
里芋の茎は「ずいき」とも呼ばれ、乾燥せずに調理して食べることもできます。
里芋の皮を剥く時に手が痒くなることがあると思いますが、芋がらもアクが強いのが特徴で、喉が痒くなったりイガイガすることがあります。
食べる時はしっかりアク抜きをしてから調理して下さいね。
高さがない干しかごなら、キッチンに干しても邪魔になりません。