新じゃがとは通常の時期より早く収穫したじゃがいものことを言います。
新じゃがと普通のじゃがいもは同じ品種ですが、収穫の時期が違います。
普通のじゃがいもは主に秋に収穫し貯蔵され少しずつ出荷されます。それに対し新じゃがは主に春に収穫されてすぐに出荷されます。
品種は同じでも収穫の時期が違うので、じゃがいも自体の熟し方が違い、大きさや皮の柔さ、食感、栄養分まで違ってくるんです。
素揚げやじゃがバター、煮物など美味しそうな料理ができる新じゃがですが、栄養もたっぷりあり、旬の時期はぜひ食べたい食材ですね。
新じゃがは皮ごと食べれる?
野菜や果物の皮の近くには栄養がたっぷり含まれているというのは聞いたことがありますか?
特に新じゃがの皮は薄くて柔らかく、ビタミンCやカリウムなどの栄養もたっぷりありますので皮ごと食べることができます。
しかし、注意が必要な場合があります。
ソラニンという毒素がじゃがいもの芽などにあります。ソラニンは食中毒を引き起こす成分があるので注意しましょう。
じゃがいもの芽はもちろん、皮が緑色に変色していたらソラニンという毒素がでている可能性がありますので、絶対に食べないようにして下さい。
じゃがいもは日光に当たると芽が出やすくなったり、皮が緑に変色してしまいソラニンが発生してしまいます。
新じゃがを買ってきて1度に食べきれない場合は、新聞紙にくるんで冷暗所で保存して下さい。冷暗所といっても低温にも弱いため、冷蔵庫へ保存するよりも常温で保存して下さいね。
新じゃがの皮の洗い方
新じゃがは皮が薄く柔らかいので、強くこすり洗いをしてしまうと皮がむけて栄養が出ていってしまいます。ですのでタワシなどを使うのはやめておきましょう。
ボウルなどの大きめの容器に水をためて新じゃがを入れ、土などの汚れを手で優しく擦りながら洗います。
ある程度土などの汚れが落ちたら、流水で綺麗に流しましょう。
じゃがいもの汚れはほとんどが土なので、しばらくボウルの水につけておくと落ちやすくなりますよ。
新じゃがの特徴と旬の時期
新じゃがの特徴は、通常のじゃがいもより小さくて、皮が薄く柔らかく、皮ごと食べることができます。
皮ごと食べることができるので、皮の近くに多く含まれているビタミンCもたっぷり摂ることができます。
通常より早くに収穫しているため、水分が多くみずみずしいのも特徴です。
水分が多いので長期保存にはむいていません。
賞味期限も通常のじゃがいもより短いため、新じゃがを選ぶ時は傷がなく綺麗なもの、また芽が出ていたり皮が緑がかっているものは避けましょう。
新じゃがの旬の時期
1年中食べることができるじゃがいもと違って、新じゃがは春から夏にかけてが旬の時期になります。
日本でも地域によって気温も違いますので、新じゃがが出る時期も若干違ってきます。
春に店頭に並んでいる新じゃがの多くは九州産で、夏に並んでいるものは北海道産が多いようです。
新じゃがと普通のじゃがいもは特徴が違いますので、むいている料理も変わってきます。
新じゃがの皮ごと食べられるという特徴を活かして、フライやじゃがバターなどがむいていて、水分量が多いのでコロッケやポテトサラダなどのホクホクした料理は不向きなのかなと思います。
新じゃがいも まとめ
新じゃがは皮をむく手間もはぶけ時短料理にもなるので、個人的に旬の季節にはよく利用しています。
晩酌のおつまみに揚げ煮、子供のおやつにじゃがバターなど料理の幅も広くて使いやすいと思いますよ。
ビタミンCがたっぷりで美容にもいいし、血圧が高い人には血圧を下げやすくしてくれるカリウムも含まれているのでオススメです。
旬の時期はぜひ栄養たっぷりの新じゃが料理を作ってみて下さいね。