秋の食べ物と言えば思いつくように、秋の代表的な食べ物である『さんま』は身がフワッとしてして脂がたっぷりジューシーで食欲をそそりますよね。
とても美味しいさんまですが、家庭で焼くとどうしても煙の臭いが充満したり、魚臭さが残ってしまうので、食べたいけど家では焼きたくない!と思っている人も多いと思います。
さんまを美味しく焼き上げるための下処理方法と、家庭でも焼けるように煙を最小限に抑えて焼く方法を紹介します。
さんまの塩焼きの下処理方法
さんまの塩焼きは下処理で焼き上がりの美味しさが違ってきます。
美味しいさんまの塩焼きを作る手順を紹介しますね。
さんまの下処理① さんまを洗う
さんまは洗いすぎると旨味が逃げてしまうので、サッと洗います。
また、水道水で洗うよりも塩水で洗うことで、より旨味を逃がしません。
さんまの下処理② 水気を切る
さんまを洗った時の水気をそのままにして焼いてしまうと臭みがでてしまいます。
キッチンペーパーで水気を切ります。
さんまの下処理③ 塩をふる
さんま全体に塩をふります。
そのまま10分ほど放置して、さんまから出た水気を再びキッチンペーパーで拭き取ります。
ここで出た水気はさんまの臭みですので必ず拭き取っておきましょう。
さんまの下処理④ 切れ目を入れる
焼いている時に皮がはじけて破けてしまうのを防ぎ、火の通りを良くするために十字や斜めの切れ目を入れておきます。
特に必ず入れなくてはいけないというわけでもありませんが、切れ目を入れると焼き上がりが綺麗に仕上がります。
さんまの下処理⑤ 味付けのための塩をふる
最後に塩焼きの味付けのために塩をふります。
ここまでがさんまをより美味しく焼き上げるための下処理です。
内臓を取り除く場合は、取り除いてから下処理をして下さいね。
さんまの塩焼きの下処理で内臓は取らない?
さんまの内臓(はらわた)は取らなくても食べることができます。
内臓はちょっぴり苦味がありますが、その苦味が人気の秘訣のようです。内臓を取らない方が好きという人も結構多いんですよね。
さんまのはらわたが食べられる理由はこちらで紹介しています。
内臓が苦手で取ってから焼くという場合は、下処理をする前に取ります。
簡単に内臓を取る方法は、
- 頭の付け根辺りに上から切り込みをいれます。この時に骨まで切ります。
- お腹の辺りにある穴(肛門)の手前に1㎝程の切り込みを入れます。
- 頭をひねるような感じで引っ張ると、内臓だけが綺麗に取れます。
このように内臓を取る場合は、内臓を出してからサッと洗い、下処理してから焼きましょう。
さんまの塩焼き 煙の出ない焼き方
さんまを焼く時の煙が苦手!
さんまを焼いた後の後片付けが面倒くさい!
という人にはフライパンを使って焼く方法がオススメです。
グリルでさんまを焼く時に煙がたくさん出る理由は、さんまにたっぷりのった脂が、焼くことによって火にかかるからです。
フライパンにクッキングシートや魚焼きホイルを敷いて焼くことによって煙を出さずに焼くことができ、後片付けも楽になります。
さんまをフライパンで焼くときの手順
- フライパンにクッキングシートを敷きます。
- 下処理したさんまを並べ、蓋をして中火または弱火で焼きます。フライパンで焼く場合は、火が強いと外側だけが焦げてしまいますので、中火で強そうなら弱火にして調節して下さい。
- 時々蓋を開け焼け加減を確認しながら、片面の焼き目がついたら裏返してもう片面を焼きます。裏返した後は蒸気で皮がベチャッとなるのを防ぐために蓋はせずに焼きます。
- 裏側もこんがり焼き目がついたら出来上がりです。
フライパンとクッキングシートや魚焼きホイルで焼くと煙も出ず、後片付けもシートを捨ててフライパンを洗うだけでいいので本当に楽ですよ。
グリルで焼くのもフライパンで焼くのも、それぞれの良さがありますが、忙しい時や部屋に煙を充満させたくない時は、ぜひ試してみて下さいね。
さんまの塩焼きの作り方 まとめ
さんまの調理法で定番といえば、やっぱり塩焼きですよね。
美味しいさんまを、より美味しく焼き上げるためには、焼く前のちょっとした下処理方法で変わってくるものです。
また、部屋に煙が充満することや、グリルの後片付けが苦手という人にはフライパンとクッキングシートで焼く方法をおすすめします。