春になる出回る、みずみずしくホクホクの新じゃがは本当に美味しいですよね。
我が家ではこの時期、新じゃがを使った料理が必ず食卓に上がります。
この時期に沢山食べたい旬の新じゃがを料理に使うときの、洗い方や皮のむき方、下ごしらえの注意点、新じゃがを長持ちさせるための保存方法についてまとめました。
新じゃがの下ごしらえに自信がないという方は、参考にしてみてくださいね。
新じゃが芋の洗い方
新じゃがの皮は、普段食べるジャガイモと違い柔らかく、洗い方にもコツがあります。
新じゃがはゴシゴシと洗うと皮が取れてボロボロになってしまうので、ボールに水をはり、手で優しく擦り、そのあと流水でよく流します。
私はいつもこの方法で新じゃがを洗うのですが、それだけでは汚れが気になるという時には、たわしやスポンジの硬い方で軽く擦ると、汚れが取れやすくなります。
新じゃがの皮のむき方
新ジャガは、皮が柔らかいので、皮ごと食べることもできます。
⇒ 新じゃが芋は皮ごと食べられる?新じゃがの特徴と旬の時期
新じゃがを皮をむいて調理するときも、なるべく皮は薄くむいて栄養がある部分は残したいですよね。
包丁やピーラーでは、ジャガイモの皮を薄くむくのは大変ですので、簡単に皮をむく方法を3つ紹介します。
アルミホイルで新じゃがの皮をむく方法
アルミホイルをグシャグシャに丸め、新じゃがの皮に当てて軽く擦りながら剥きます。
スプーンを使って新じゃがの皮をむく方法
スプーンの縁を新じゃがにあてて軽く擦りながら皮を剥きます。
ゴミネットを使って新じゃがの皮のむき方
排水溝のゴミネットに新じゃがを包み、ネットで擦りながら皮を剥きます。
このような方法で、新じゃがの皮は簡単にむけますので、ぜひ試してみてくださいね。
新じゃがの皮をむくときの注意点
新じゃがの皮をむくときに注意するのは、新じゃがの色と芽です。
ジャガイモは日光に当たると、皮に葉緑体が出来て光合成をはじめます。
それによりじゃが芋の皮が緑色になり、さらに芽がでるとソラニンという毒素が出るようになります。
じゃが芋の有毒成分のソラニンやチャコニンを食べると、吐き気や嘔吐、下痢、頭痛などがおこります。重症になると死に至る場合もあります。
皮の表面が緑色になっている新じゃがは厚めに皮をむいて緑の部分が残らないようにしてくださいね。
また、じゃが芋に芽が出ている場合は包丁の後側で深くくり抜き根元の部分から取り除きます。
有毒成分があるソラニンは加熱しても分解しにくいので要注意です。
また新じゃがは皮つきのまま調理する事があると思います。
新じゃがの皮を剥くのももちろん良いですが、皮付近には旨味成分や沢山の栄養素が詰まっています。
じゃが芋の皮の近くにはビタミンB1、ビタミンC、カリウム、ナイアシン、鉄分などの栄養素が含まれています。
特にビタミンはレモンに匹敵するくらいの含有量ですし、カリウムには塩分を排出する働きがあるので高血圧の予防になります。
沢山の栄養が詰まった新じゃがは、皮つきのまま食べるのがおすすめです。
我が家では皮つきのまま軽く揚げて、醤油と砂糖の甘辛いタレに絡めて頂きます。また皮つきのまま蒸してサラダにしたり、そのままマヨネーズや塩でシンプルに食べるのも美味しいですよ。
新じゃがの保存方法と保存できる期間
新じゃが芋は普通のジャガイモよりも水分が多く含まれているので、普通のじゃが芋よりも日持ちがしません。
新じゃがを長期保存するのは難しいので、1週間から10日で食べきるのがベストです。
少しでも日持ちさせるためにポイントがいくつかあります。
新じゃがを密封しない
新じゃがをポリ袋などに入れて密封するの避けてください。
袋に水滴がつき傷みやすくなります。
新じゃがの土をよくはらう
新じゃがに土がついている場合は、土も湿気をよびこんでしまうので、新じゃがについている土はよくはらって保存します。
新じゃがとりんごを一緒に保存する
りんごのエチレンガスは、新じゃがの芽が出るのは抑制してくれる働きがあります。
新じゃがを常温保存する
新じゃが芋は冷蔵庫に入れて保存すると、でんぷん質が糖質に変わり味が落ちてしまいます。
新じゃがを保存するときは新聞紙で包んだり紙袋に入れて、蛍光灯や日光が当たらない暗室におくのが一番よい保存方法です。
新じゃがいもの皮のむき方や保存方法 まとめ
新じゃがは皮ごと食べることができますが、皮をむいて料理に使う場合は皮の近くにある栄養素をとらないように、薄く皮をむいて使います。
もし、新じゃがの表面が緑色になっている場合や芽が出ているときは、十分に取り除いてくださいね。
また、保存する場合は密封せずに新聞紙や紙袋に入れて冷暗所に保存することが、新じゃがを長持ちさせるポイントです。
新じゃがは3月のはじめに九州から収穫がはじまり、6月頃まで各地に出回ります。(北海道では7月に収穫されたものを新じゃがと呼びます)この時期にしか食べられませんので、正しい洗い方、保存方法で美味しい新じゃがを沢山食べたいですね。