シジミの下処理のやり方!美味しく食べるための砂抜きや保存方法

蜆の下処理の仕方貝類

しじみの下ごしらえって面倒ですよね。

でも、しじみを食べたときにジャリッとすると、美味しさも半減しちゃいます。

しじみを美味しく食べるための下処理の方法、砂抜きの仕方や冷蔵庫や冷凍庫で保存する方法などを詳しく紹介します。

潮干狩りで採ってきたしじみもスーパーで買ってきたしじみも、ちょっとした手間で美味しく食べることができます。

しじみは美味しいだけではなく、他の貝に比べてもたくさんの栄養素が含まれているので、小さいお子さんからお年寄りまで、ぜひ積極的に食べたい食材のひとつです。

しじみを美味しく食べるために、下処理を試してみてくださいね。

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しじみの砂抜きの方法

しじみは砂抜きは真水を使うといわれていますが、実は塩水を砂抜きをした方が美味しくなるんですよ。

スーパーで売られているしじみの大半は「ヤマトシジミ」という種類です。

このヤマトシジミが生息している場所は、海の海水と川の水が交じり合う汽水域です。

しじみの砂抜きを水でしてしまうと、しじみに含まれる旨み成分のコハク酸・アラニン・グルタミン酸が水に流れてしまいます。

しじみが生息する汽水域よりも、少し濃い塩分濃度の1%の塩水で砂抜きをすることで、しじみの旨み成分を逃さず砂抜きをすることができます。

1%の塩水は、水500mlに塩5g(小さじ1杯)を入れて作ります。

しじみの砂抜きの手順

  1. しじみを流水で洗います。
  2. バットやボウルにザルや蒸し網をおき下に空間ができるようにし、その上にしじみをなるべく重ならないように並べます
  3. 1%の食塩水をしじみがヒタヒタになるように入れます、しじみが水を吐くのでアルミホイルや新聞紙を乗せておいてくださいね
  4. そのまま、夏なら3~4時間、冬なら4~5時間放置します
  5. 塩水から出し、貝殻の表面を流水でこすり洗いします

これで、しじみの砂抜きは完了ですが、さらにしじみを美味しく食べるためのポイントがあります。

砂抜きが終わったしじみは、濡れ布巾などを被せて乾燥しないようにしながら、3~6時間ほど水から上げておきます。(気温が高い夏場は冷蔵庫に入れておきます)

こうすることで、しじみの旨み成分のコハク酸が増えて更に美味しくなるんですよ。

しじみの砂抜きのコツ!

しじみの砂抜きで長時間塩水に入れっぱなしにすると、味が落ちてしまいます。

夜に砂抜きをする場合は、寝る前に塩水に漬けて、朝起きたらすぐに水から出すようにしてくださいね。

また、水から上げたあとは乾燥しないように注意して、早めに調理するようにします。

スーパーのしじみの砂抜き

スーパーで売られているしじみは、「砂抜きすみ」「砂抜き不要」などの、表示がある場合は砂抜きが必要ないといわれていますが、たまにジャリッとすることがありますよね。

スーパーで購入した場合でも、砂抜きをした方が安心です。

潮干狩りのしじみよりも短時間の砂抜きで大丈夫ですが、30分~1時間の砂抜きをして貝殻の表面を綺麗に洗うようにすることがオススメです。

しじみの洗い方

しじみの貝殻の表面には、汚れや雑菌がついていることがあります。

しじみを洗うときは、流水で貝殻同士を擦るようにして洗います

洗ったあとに、死んでいる貝が混じっていないか確認してくださいね。

死んだしじみの見分け方

確認の方法は、手のひらに10個程度のしじみを乗せて振ります。

生きている貝は「シャンシャン」と高い音がしますが、死んでいる貝が混じっていると「カンカン」と少し鈍い音がするので、すぐにわかりますよ。

死んだ貝は、砂抜きしても中に砂が残っているので取り除いてくださいね。

たまに、調理したときに汁の底に砂がたまっているというときがありますが、死んだ貝を取り除くことで砂が貯まるのを防ぐことができます。

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冷蔵庫で半開きになってしまったしじみ

スーパーで買ってきたしじみや、冷蔵庫に入れておいたしじみが半開きになっている場合がありますよね。

冷蔵庫で温度が低すぎると、しじみが休眠状態になって貝殻が半開きになってしまうことがあります。

半開きになっているしじみが、生きているか確認するには、水の中にしじみを入れてガシャガシャとかき回します。

生きているしじみは驚いて貝殻をとじますが、半開きのままのしじみは弱っているか死んでいます。

残念ですが、開いたままのしじみは取り除いてから調理するようにしてくださいね。

しじみの砂抜き時短 50度洗いの仕方

買ってきたしじみをすぐに食べたい!という場合は、しじみを50度洗いする方法があります。

まず、45℃~50℃のお湯を用意し、普通の砂抜きと同じようにしじみを浸け、10分~20分待つだけ。

時間が経ったら取出して、流水でしっかりと洗い流します。

ここで注意したい点が、お湯の温度が50℃を超えるほど熱いと、しじみのうま味まで逃げてしまうためお湯の温度は必ず守ることです。

時間はかなり短縮されるので、忙しい方にはおすすめの方法ですが、やはり普通の砂抜きに比べると味が劣ってしまったり、砂が残っている場合がります。

味にこだわりたい場合は、時間をかけて塩水で砂抜きすることをおすすめします。

しじみの保存方法

砂抜きをしたしじみは、冷蔵庫や冷凍庫で保存することができます。

冷蔵庫でも保存することができますが、徐々に鮮度は落ちていくので、すぐに食べない場合は冷凍保存がオススメです。

しじみは冷凍することで、グルタミン酸やアラニンなどの旨み成分が増して美味しくなるんですよ。

しじみを冷蔵庫で保存する方法

冷蔵庫でしじみを保存するときは、いっかい分づつ小分けにしてビニール袋に入れ乾燥しないように口を縛っておきます。

冷蔵庫で保存するときの保存期間の目安は、夏は3日程度、冬は6日程度です。

しじみを冷凍する方法

一回分づつ小分けしてビニール袋に入れて冷凍します。

冷凍保存したしじみは約1ヶ月程度もちますが、なるべく早く食べるようにしてくださいね。

 

冷凍したしじみは、旨み成分が増えますが、プリッとした身の食感はなくなってしまいます。

シジミ汁のように、身の食感や風味を味わいたいときは冷蔵保存の方が向いています。

お料理の仕方によって、冷蔵・冷凍を使い分けるといいですね。

シジミの下ごしらえ まとめ

しじみの砂抜きは真水ではなく、1%の塩水にするとしじみが砂や泥を吐き出しやすくなり、旨みも逃さず砂抜きができます。

スーパーで買ってきたしじみが「砂抜き不要」になっている場合は、基本的に砂抜きは必要ありませんが、時間がある場合は短時間でも砂抜きをした方が安心です。

塩水で砂抜きを行い水から上げておくと、しじみのうまみ成分(グルタミン酸など)がさらに増えるので、ぜひしっかりと下処理をしてから、調理してみてくださいね。

しじみやあさりを食べたときのジャリッとした感触は嫌ですよね。

 

 

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