ここ数年、さば缶がブームになっています。
2013年頃に、鯖缶の成分が女性のダイエットに良いとテレビで紹介されてから、世間に広く認知されてきました。
今では、鯖缶がきっかけにいろんな缶詰も注目を集めています。
手軽に食べられる缶詰なのに、栄養価が高く、お値段もリーズナブルなので、家計を預かる主婦にも強い見方です。
そんな、鯖缶の栄養価やカロリーを詳しく紹介します。
鯖缶の栄養価は生よりも高い?
よく、鯖は生で食べるよりも缶詰の方が栄養価が高いと聞いたことはありませんか?
しかし、鯖自体の栄養価が缶に詰めることで上がるわけではありません。
サバ缶は、旬の時期に摂れた栄養価が高い状態の鯖を、素早く処理してあるためだといえます。
また、自身で調理して食べる鯖はやはり骨など食べられない部分が多く出ますが、鯖缶の鯖は骨も皮も丸ごと食べられるので、その分食べた時に栄養を多く摂取できるんです。
鯖缶の水煮の栄養成分と効果
サバ缶の具体的な成分とは、どんなものがあるのでしょうか?
DHA
青魚に多くふくまれているDHAは現代人が不足しがちな栄養素です。
コレステロールを下げてくれたり、血中の中性脂肪を下げてくれる効果があり、これは人間の体内で作ることができないので、外から摂取するしかなありません。
このDHAが鯖には豊富に含まれています。
また、DHAは酸素に触れると酸化してしまい効果が無くなってしまうので、自身で調理するよりも鯖缶のようにすぐに真空状態で保存されているものの方が、効率よくこの成分を摂取することができるでしょう。
EPA
オメガ3脂肪酸といい、脳の栄養となり、眼精疲労や精神を安定させてくれる働きもあります。
またDHAと同様、コレステロールを下げたり、血液をサラサラにしてくれます。
病気の予防や美容にも効果的な成分ですが、これも体内で作り出すことができないため、積極的に取り入れたい栄養素だといえます。
ビタミンB2やビタミンE
これも現代人に不足しがちな成分です。
ビタミンは水溶性という特徴から、身体の中にとどまってくれる成分ではないため、常に摂取したいですね。
特に女性は嬉しい美容の効果がたくさんあります。
ビタミンB2には、肌の生まれ変わりを正常化させてくれ、肌の老化予防にもいいんですよ。
また、ビタミンEは抗酸化作用優れているため、肌の酸化によるシミやしわの予防に良いとされています。
鯖缶の水煮や味噌煮のカロリー
栄養たっぷりのサバの水煮缶、毎日でも食べたいところですが、食べ過ぎには要注意です。
1日1缶程度であれば問題はありませんが、食べ過ぎたことにより、下痢や嘔吐の症状が出る場合があります。
また、決して低カロリーというわけではなく、脂質は多く含まれているので気を付けましょう。
スーパーで良く見かける「マルハ」のさば缶(190g)で見てみると、
- 水煮缶・・・317kcal
- 味噌煮缶・・・401kcal
特に水煮よりも味噌煮の方が、カロリーは高くなるので注意が必要ですね。
なんでもほどほどが良いということです。
サバ缶の塩分や簡単なアレンジメニューも紹介しています。
鯖水煮缶の栄養価
最近のさば缶は、栄養価が高いうえに味も美味しくなりました。
魚料理が苦手という方や単身世帯の方でも、手間がなく魚の栄養がとれて便利ですよね。
テレビやネットでも、日持ちする常備菜や作り置きなどのレシピをよく目にします。
最近では、震災が多いこともあり、「保存」に適したものが求められているということでしょうか。
「栄養価が高い」「美味しい」「日持ちする」「調理いらずで手軽に食べられる」「安い」
そんな鯖缶は、良いことづくしですね。