レシピとおりに作っても、煮物がしょっぱくなるということはありませんか?
作った煮物がしょっぱいときの対処法や、しょっぱくなる原因について説明します。
また、お正月の定番の筑前煮は何度も炊きなおしているうちに、しょっぱくなったり食べ飽きてしまうことがありますよね。
そんなときの、簡単に筑前煮をアレンジするレシピも紹介します。
煮物は苦手という方も多いですが、コツがわかれば具材と調味料を入れて火にかけておくだけで作れます。
煮物がいつもしょっぱくなってしまうという方は、参考にしてみてくださいね。
煮物がしょっぱいときの対処法 味を薄くする方法
煮物を作っていて、出来上がった時には美味しくできたと思ったけれど、時間がたつと「しょっぱい」と感じたことありませんか?そんなときにあわてて「お水」をいれて薄めてしまえ!なんてしてはだめですよ。
煮物がしょっぱいときに、すぐにできる対処法を3つ紹介しますね。
煮物がしょっぱいとき 薄い出汁で煮なおす方法
煮物のだしを薄めにしてもう一度作ります。
その出汁に溶けやすい具材(里芋など)を取り除いて炊きなおします。まだ濃いと感じたときは、冷ましてから再度炊きなおしましょう。
煮物がしょっぱいとき 水分の多い具材を加える方法
こんにゃく、しらたき(糸こんにゃく)、大根、きのこなど水分が多くに含まれている具材をいれて炊きなおしてみましょう。(全体的に量が増えます)
煮物がしょっぱいとき お酒と水で煮なおす方法
お酒とお水1:1(同量)を加えてみましょう。お酒はまろやかな味にしてくれますので、煮物の味が物足りないときにも使えます。
煮物の味がしょっぱいときに、お水だけやいろいろな調味料を加えてしまいますと味がぼやけてしまいます。しょっぱくなってしまったときはあわてないで上の対処方法を試してみてくださいね。
煮物がしょっぱくなった原因
レシピとおりに作っても、煮物がしょっぱくなってしまうことがありますよね。
煮物がしょっぱくなる原因はいくつかあります。
煮込みすぎで煮物がしょっばくなる
煮汁が煮詰まってしまうと、味が濃くなってしまうことがあります。
煮物は、冷めていくところで具材に味がしみ込んでいきます。
熱いうちに味をみた場合、具材にまだ味がしみこんでいないことも多いので、熱い時に味見をするときは少し「薄い」くらいを目安にすると冷めてからちょうど良い味になります。
火加減で煮物がしょっばくなる
煮物を火にかけるとき強火ですと煮崩れの原因になり、早く煮汁が煮詰まってしまうので注意が必要です。
煮物をするときの火加減は中火~弱火にし、落し蓋をすると失敗が少なくなります。
落し蓋で蒸気や火の通りが分散され味も全体にまんべんなくしみ込みます。
味付けの順番で煮物がしょっぱくなる
煮物を作るときの味付けは「甘め」の調味料から入れていきます。
調味料をいれていく場合は、だし汁や甘めの調味料(砂糖、みりんなど)から入れていきます。
お醤油は必ず最後に入れます。塩辛い調味料を先に入れてしまうと、甘めの調味料の味が具材に入らなくなってしまいます。
筑前煮のリメイク簡単レシピ
煮物の定番の筑前煮はいろいろな材料を入れるので、思っていたよりも大量に作ってしまうことがありますよね。
お正月にも沢山作って、何度も炊きなおしているうちに、味が濃くなってしまうことがあります。
沢山あって食べ飽きたときにも、筑前煮を簡単にリメイクするレシピを覚えておくと便利ですよ。
筑前煮の五目寿司の作り方
- 里芋以外の野菜をみじん切りにします。
- 寿司めしは具材の味がしっかりついているので普段より塩加減は薄めにしておきます。
- 寿司飯の上にみじん切りにした筑前煮の具材をいれてよく混ぜて皿に盛ります。
- 里芋を上にのせ、錦糸卵やのり、ゴマなどを散らして飾り付けます。
筑前煮の炊き込みご飯の作り方
- 筑前煮は具材と煮汁は分けておきます。
- 具材が大きめの場合は小さく切っておきます。
- 洗ったお米に筑前煮の煮汁を入れて炊飯器の水加減まで水をいれます。(煮汁が少量の場合はお醤油で調整しましょう)
- 小さめに切った具材を米の上に入れて炊き込みます。
- 炊きあがり後、味が薄かった場合は塩で調整してください。
ほかにも「和風カレー」の具材や、「コロッケ」「和風グラタン」など普段のメニューの中に筑前煮の残りを加えても美味しくいただけます。ぜひ試してみてくださいね。
煮物がしょっぱいときの対処法とアレンジまとめ
煮物がしょっぱくなってしまった場合の対処法もいくつかあります。
私も料理に慣れていないときは、あわてて水で薄めてしまい煮物がねぼけた味になってしまったことが何度もあります。
煮物がしょっぱくなってしまったときの対処法をいくつか覚えておくと、いざというときに慌てずにすみますね。
煮物の味付け黄金比率というのがあります。
「出汁10:醤油1:みりん1」具材の分量が変わっても比率はこのままです。この比率を基本にほかの調味料を加えてご家庭の味にしてみてくださいね。
また、筑前煮に飽きてしまったらぜひアレンジにチャレンジしてみてください。
特に「和風カレー」はおすすめです。人参嫌いな家族も小さめに切ると抵抗なく食べてくれました。
ぜひ普段の献立にアレンジしていれてみてください。
意外な発見があるかもしれません。
