寒い冬の時期に見るちょっと形が崩れたような、ほうれん草を見たことはありませんか?
「ちぢみほうれん草」呼ばれることが多いのですが、「寒締めほうれん草」とも呼ばれています。
座布団のように広がったほうれん草で、見かけたことはあるけど食べ方がわからないという方も多いですよね。
ちぢみほうれん草のアク抜きの方法や、簡単な食べ方を紹介します。
甘みが強くとても美味しいほうれん草なので、スーパーで見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
ちぢみほうれん草はアク抜きが必要?
ちぢみほうれん草は甘みや栄養価が高いのですが、アクはあまり多くありません。
アクが気になる場合はアク抜きをしますが、火を通し過ぎない方が美味しく食べられます。
ちぢみほうれん草のゆで方 アク抜きの仕方
- ちぢみほうれん草を切らずに水で洗います。
- 大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かししっかりと沸騰させて、塩を一つまみ入れます。
- 沸騰したら、ちぢみほうれん草の根の部分から入れます。根の部分が柔らかくなったら全体をお湯の中に入れます。
- 全体を入れて30秒ほど茹でればOKです。茹で過ぎない様に注意してくださいね。
- 冷たい水を入れたボウルにちぢみほうれん草を入れます。長い時間水に入れておく必要はありません。
- すぐにザルにほうれん草を入れて水を切ります。
- ちぢみほうれん草の水分を絞ります。
これで、ちぢみほうれん草のアク抜きができました。
茹でてすぐに冷たい水に入れることで色も綺麗になり、ちぢみほうれん草の美味しさが引き立つ方法です。
アク抜きの方法は簡単ですよね。あとは調理に使うだけですよ。
寒締めほうれん草のレシピ ちぢみほうれん草のおひたしの作り方
ちぢみほうれん草のレシピは色々ありますが、おひたしにすると美味しいですよ。
ちぢみほうれん草が持っている味をしっかり味わうことができます。
ちぢみほうれん草のおひたしの材料
- ちぢみほうれん草・・・1袋くらい
- めんつゆ・・・大さじ1~
- しょう油・・・小さじ1
- かつお節・・・少々
ちぢみほうれん草のおひたしの作り方
- まずはちぢみほうれん草のアク抜きをしましょう。上に書いてある方法でちぢみほうれん草のアク抜きをします。
- ちぢみほうれん草の水気をしっかりと切ったあとに、3㎝くらいに切ります。
- ボウルにちぢみほうれん草とめんつゆ、しょう油を入れて混ぜます。
- 器に盛り付けて、最後にかつお節を乗せたら完成です。
めんつゆの代わりに白だしを使っても美味しく作れます。白だしは塩分が強いのでお醤油は味を見てから入れるか、お醤油なしでも大丈夫ですよ。
ちぢみほうれん草のおひたしは簡単に作れます。
お店でちぢみほうれん草を見つけたら、ぜひ作ってみてくださいね。
ちぢみほうれん草はサラダで生のまま食べれる?
ちぢみほうれん草は生のまま食べられますが、アクが少しありますので生で食べるとえぐみを感じてしまうかもしれません。
ちぢみほうれん草のサラダを食べたいと思った時は、葉の部分だけを使うようにします。
ちぢみほうれん草の葉の部分を少し食べてみてアクが強いと感じたら、ボウルにぬるま湯を入れて、そこへちぢみほうれん草の葉を入れて洗います。
これを3回ほど繰り返すと少しアクが抜けて食べやすくなります。
洗ったちぢみほうれん草を適当な大きさにちぎってサラダにして食べるといいですよ。
寒締めちぢみほうれん草とは?
ちぢみほうれん草とは、昔からの栽培方法により、寒い冬の時期でも露地栽培されたほうれん草のことをいいます。
普段見かけるほうれん草は寒い冬の季節はハウスの中で、暖かい環境の中で育てられるのです。
しかし、露地栽培されて、寒い冬の季節を耐え抜いたことで、ほうれん草の葉が縮んでしまうのです。
これがちぢみほうれん草と呼ばれる理由です。
ちぢみほうれん草は葉が厚く、甘みもあるほうれん草です。
そして、一般的なほうれん草よりもちぢみほうれん草の方が栄養も多くあります。
ちぢみほうれん草に出会えるのは冬の寒い時期だけです。
12月~2月くらいの寒い時期にしかちぢみほうれん草に出会えることができません。
ちぢみほうれん草を見つけたら、是非食べてみてくださいね。