ヒルナンデスで、ニラは冷凍するとガンの予防効果が飛躍的に高まると紹介されました。
ニラのガン予防に効果があると言われている成分や、冷凍の仕方や冷凍保存できる期間、ガン予防以外にも、体に良いと言われているニラの栄養素についてまとめました。
ヒルナンデスでニラの冷凍がガン予防になると紹介していたのは、「あなたが太っているのは、栄養不足のせい」の著者、東京慈恵会医科大学附属病院栄養部課長の濱裕宣さんです。
ニラを冷凍するとガン予防に効果がある?
ニラには、ガン予防が期待できるアイリンという成分が含まれていて、冷凍することでアイリンが9.6倍にアップすると言われています。
ニラに含まれているアリイン自体に臭いはほとんど無く、ニラを切ったり加熱したりするとアリインを分解するアリナーゼという酵素が働き独特の強いにおいが発生し、アリシンという物質を作ります。
アリシンは強い抗酸化力で生活習慣病の原因となる活性酸素を抑えます。
また、血液中のコレステロール値を抑える作用もあります。
ニラの冷凍方法 冷凍するときは洗う?
ニラを冷凍するときは、根元の部分はしっかり洗い葉の部分はサッと洗います。
洗った後は、キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取り、大きめに切って保存袋に入れて冷凍します。
保存袋に入れるときは、ニラを折らないように気をつけてくださいね。
凍ったまま切り分けることもできますので、冷凍するときはなるべく大きめに切っておくと、風味が飛びにくくなります。
細かく切ってから冷凍すると、断面が増えて香りが飛びやすくなります。
凍ったニラを料理に使う時は、解凍せずにそのまま調理します。
ニラの冷凍できる期間
ニラを冷凍庫で保存できる期間は約1ヶ月です。
長い期間冷凍しておくと鮮度がおちてしまうので、早めに食べるようにしてくださいね。
冷凍したニラは生のまま食べられる?
冷凍したニラは、生のまま食べることはできますが、解凍すると水っぽくベチャベチャしてしまい、食感がよくないので解凍して生で食べることはあまりおすすめしません。
凍ったままのニラをスープや味噌汁、餃子の具など加熱調理したほうが美味しく食べることができます。
冷凍したニラの栄養やにおいはどうなる?
ニラの栄養や臭いは、冷凍してもあまり変わりません。
ニラを冷凍しても栄養や臭いには変化がなく、がん予防になると言われているアイリンが増えるので、ニラを冷凍するとメリットが大きいですよね。
ニラの栄養素
ニラに含まれている栄養素は、βカロテン・ビタミンE・ビタミンC・ビタミンB1・食物繊維・カルシウムです。
βカロテン
体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚を保護します。
視力を整える効果もあると言われています。
ビタミンE
「若返りのビタミン」と呼ばれ、加齢にともなう疾患の予防が期待できます。
ビタミンC
風邪に対する抵抗力を高めたり、日焼けを防ぐ作用があると言われています。
ビタミンB1
糖質からエネルギーを生成するのに必要な栄養素です。
脳神経系の働きを正常に保ちます。
食物繊維
整腸作用で便秘を防いだり、血糖値の上昇を抑えたりします。
日本人に不足している栄養素なので積極的に取り入れましょう。
カルシウム
丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない他、神経を安定させたりする効果も期待できます。
冷凍のニラのガン予防効果 まとめ
ニラは冷凍することで、がん予防効果があると言われているアイリンが9.6倍にも増えます。
ニラを冷凍するときは、洗ってしっかり水分を拭き取ったあとに、大きめにカットして冷凍保存すると1ヶ月程度は美味しく食べることができます。
普段、残ってしまいがちなニラも野菜室ではあまり日持ちがしないので、冷凍保存しておくといいですね。