あさりを冷蔵庫に入れておいたら、貝が半開きになってしまうことがあります。
調理前に開いてしまったあさりは死んでいると言われていますが、食べても大丈夫なのか迷ってしまいますよね。
あさりが活発に活動する温度は20℃前後と言われているので、冷蔵庫に長時間あさりを入れておくと、あさりが仮死状態になって殻が半開きになってしまいます。
あさりが死んでいるか仮死状態なのか確認するには、常温の塩水に入れて活動がはじまればあさりは生きています。
あさりの砂抜きをするときに冷蔵庫に入れておくと、温度が低すぎて仮死状態になりうまく砂を吐くことができません。
また、砂抜き後のあさりを冷蔵庫で保存しておくと、どんどん鮮度が落ちてしまいますので、砂抜き後のあさりを保存するときは冷凍ほぞんすることがおすすめです。
あさりを冷蔵庫に入れて置いたら殻が半開きになってしまった!あさりが死んでいるか仮死状態なのか判断の目安や、冷蔵庫での保存についてまとめました。
あさりを冷蔵庫に入れたら口が開いてる!これって死んでる?
あさりを冷蔵庫に入れて保存していると、あさりが半開きになっていることがあります。
あさりが開いてしまうと死んでいる?と思いがちですが、半開きになったあさりが死んでいるわけではありません。
あさりは冷蔵庫で冷やされて、体が冷えると動きが止まります。
冷蔵庫の中の温度は、3~6℃なのであさりは仮死状態になります。
あさりは命を維持するために専念するのです。そのため半開きになったりしますが、常温の塩水に1時間ほど浸しておけば、通常通りに活動しはじめます。
保存方法や砂抜きをする場所でも違いますが、基本的にあさりは生のまま冷蔵庫で保存する場合は1~2日中に調理するようにしてくださいね。
あさりの砂抜きを冷蔵庫で一晩おくと死ぬ?
あさりの砂抜きに適している温度は20℃前後です。
冷蔵庫に入れて砂抜きをすると、あさりは仮死状態になってしまうので上手に砂抜きができません。
あさりを冷蔵庫に入れて一晩砂抜きをすると、あさりの殻が開いたままになってしまうことがありますので、常温の塩水に入れてあさりが活動するか確認してみてください。
あさりの砂抜きをする場合は、冷蔵庫ではなく20℃前後の常温で30分~3時間ほど塩水につけておきます。
夏場の暑い季節の場合は涼しい場所に置くか、水温が上がっている場合は短時間だけ冷蔵庫に入れて水温を下げるなど調整します。
あさりの砂抜き方法はこちらで紹介しています。
死んだあさりと仮死状態のあさりの見分け方
スーパーで買ってきたあさりも、半開きになっている場合がありますが、死んでいないかは見た目だけではわからないですよね。
あさりが死んでいるか確認する方法はいくつがありますが、簡単な方法は見た目や動きで死んでいるか判断します。
購入したあさりの砂抜きをする前に、ボウルに水道水を入れガシャガシャとかき混ぜます。このときに元気なあさりは衝撃で口を閉じますが、口が開いたままのあさりは死んでいるか弱っていますので、砂抜き前に取り除いてあげてくださいね。
そして、砂抜きのために塩水の中に入れるとあさりは管を伸ばして、水をぴゅーっと噴出しますが
腐りかけのあさりは殻が開きません。
他にも臭いで死んでいるか確認することもできます。
あさりが半開きになっていて、生臭い臭いや硫黄のような臭いがするものは死んで腐っています。
また、あさりの砂抜きをした後の水が濁っていたり、変な臭いがするようでしたら、死んだあさりが混じっています。
あさりの砂抜きをするときは、水温が高くならないように注意が必要です。高い温度の水温で砂抜きをすると、あさりはどんどん弱っていきます。
寒い冬場なら室温で砂抜きをしても大丈夫ですが、気温が高い夏場は水温が高くなってきたら冷蔵庫に入れなどして水温を調節するようにしてくださいね。
冷蔵庫で半開きになったあさりは食べても大丈夫?
せっかく買ってきたあさりを冷蔵庫で砂抜きをしていたら、半開きになってしまったというときも、常温の水道水に入れてかき混ぜて、しっかり閉じるようなら生きていますので、お料理に使っても大丈夫です。
あさりが死んだものは食べれる?
死んでしまったあさりは、食べてしまうと大変なことになります。
あさりなどの貝類は、腐ってしまうと「貝毒」といわれる毒を発生します。
食べてしまうと食中毒のような症状で、下痢や嘔吐を起こしてしまいます。
死んでしまったあさりは、急速に菌が増えますので食べないでくださいね。
スーパーでパック詰めされたあさりを買ってきたときは、採れてからお店に並ぶまでに1~2日ほど経過していることもありますので、きちんと消費期限を守って調理してくださいね。
あさりを美味しく食べるために
おいしいからたくさん食べたいあさりですが、死んでしまったあさりを間違って調理してしまい家族で食中毒なんてことにならないように、調理の前にはしっかり生きているか見極めて家族で美味しくアサリをたべたいですね。