ごぼうといえば、土付きの状態で売ってあるものが多いですが、綺麗に洗って皮まできっちりむくと結構大変。
野菜は皮ごと食べた方が栄養を摂取できると聞くので食べられるのであれば、下処理も少し楽になって嬉しいですよね。
お料理に使うごぼうの皮むきやアク抜きなどの下処理は、人によって違ういますよね。
我が家でやっている、きんぴらや炊き込みご飯や豚汁などに使うごぼうのアク抜きや下処理の方法を紹介します。
ごぼうの皮は食べられる?
ごぼうの皮は食べられるんですよ。食べられると言ってもごぼうの皮はとても薄く、土を洗い流すためにたわしでこするだけでも皮が落ちてしまうほどです。
他の野菜でもそうですが、野菜の皮の近くが一番栄養が含まれています。
ごぼうの栄養素が一番含まれている場所が、表面から2~3mmの所にあるので、ピーラーなどで皮むきをしてしまうとせっかくの栄養が失われてしまいます。
ごぼうの皮は食べられるとは言っても、気になるのは土っぽさですよね。
ごぼうを洗っているとかなり強く土の匂いがしますし、料理の風味に影響しないのか心配なところですが、調理してみると土っぽさは全く感じないので、きちんと土さえ落とせばごぼうは皮付きのままで美味しく食べることができますよ。
ごぼうの皮のむき方 下ごしらえの方法
ごぼうに含まれる大切な栄養素はピーラーなどを使って皮むきをしてしまうと、失われてしまうため、なるべく残しておきたいですよね。
そこでおすすめの下処理の方法ですが、まずは洗い方と皮のむき方を紹介しますね。
ごぼうの洗い方は難しいことはなく、軽く流水で土を洗い流す程度で大丈夫です。
皮は剥かないと言っても、ごぼうの表面の土を洗い流すと同時に包丁の背を使って軽くそぐようにしたり、たわしで優しくこすっても良いですね。
私はアルミホイルを丸めて軽くこするようにして、ごぼうを洗うのですが、アルミホイルを使うとたわしよりも当たりがソフトなので、これは結構おすすめです。
ついつい、ごぼうが真っ白になるまでこすってしまいがちですが、そこまでやらなくても大丈夫です。
ごぼうの表面に少し黒い部分が残っているかな?くらいで大丈夫です。
ごぼうのアク抜きのやり方
次は、ごぼうのアク抜きの仕方です。
ごぼうはアクが強いからと、ついついしっかりとアク抜きをやってしまいがちですが、あまりやりすぎてしまうと栄養素や風味も損なわれてしまいます。
キンピラなど出来上がりを白くする必要がない調理法の場合は、軽くアク抜きするかあく抜きはしなくても大丈夫です。
よく一般的に知られているごぼうのアク抜きの方法は、切ったごぼうを酢水に浸ける方法です。
酢水を使ったアク抜きの方法は、ごぼうと同様にアクの強いレンコンのアク抜きでも使いますが、酢水に浸ける理由は、アクによって変色してしまうのを防ぐためです。
ですから、お祝いなどで出す煮物など、見た目の色合いなどを重視したい場合は酢水に浸ける方法でごぼうのアク抜きをします。
ごぼうの皮の栄養
ところでごぼうの皮に含まれている栄養素はどのようなものがあるか、ご存知ですか?
ごぼうのアクに多く含まれている、クロロゲン酸という栄養素はポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
体内で発生する活性酸素が増え続けると、身体はどんどん酸化していき、生活習慣病や老化の原因となってしまいます。
ですが、日々のストレスやたばこや飲酒、加齢とともに活性酸素は増えていき除去が追い付かなくなってしまうため、ごぼうなどの抗酸化作用のある食物などを取り入れていくといいんでよ。
また、ごぼうには香りやうま味の成分であるグルタミン酸や、食物繊維が多く含まれているため、便秘に悩む女性におすすめです。
最近では、「腸は第二の脳」と言われるほど重要で、免疫力にも影響するほどですから便秘は大敵ですよね。
ごぼうは、便秘になりやすい女性に積極的に取り入れてほしい食材ですが、根菜類は身体を温める食材でもあるので、冷え性の方や風邪を引きやすい時期などにもおすすめです。
ごぼうの下処理
ごぼうの下処理は、表面の泥をこすり洗いで洗えば皮むきの手間もありません。
皮の近くにごぼうの栄養がありますので、ピーラーで厚く皮をむくと、せっかくのごぼうの栄養もなくなってしまいます。
アク抜きも必ずしなければいけない訳でなく、お料理を白く仕上げたいとき意外は、サッとあく抜きをする程度で大丈夫ですよ。
ごぼうの下処理が面倒という方は、ぜひ試してみてくださいね。
ごぼうは、女性に嬉しい栄養もたっぷりのなので、どんどんお料理に取れいれてみてくださいね。