和食の薬味として定番の大根おろしは、焼き魚や和風ハンバーグにピッタリで料理の味を引き立ててくれる美味しい存在ですよね。
また、美容と健康にも良いと言われていますので、積極的に摂りたいものです。
大根おろしに最適な部位や辛すぎた時の対処法などの大根おろしの作り方と、大根おろし器の洗い方を紹介していきますので参考にしてみて下さいね。
大根おろしにする部位はどこが良い?
大根は部位によって水分量が違い、甘みなどの味や食べた時の食感までも違ってきます。
葉に近い上の方が水分が多く甘みがあり、下にいくにつれて水分も減っていき辛みも強くなっていきます。
作る料理で大根の使う部位を使い分けると、より美味しい大根料理になりますよ。
大根おろしでもどの部位を使うと良いかというのは好みによります。
ピリッと辛みがある大根おろしを好む人は水分が少なく辛みの強い下の方を、辛い大根おろしが苦手という人は甘みのある葉の近くや真ん中辺りを使うといいでしょう。
我が家では子供が大根おろしの辛いのは食べられないというので、下の方は避けて真ん中辺りを使うようにしています。
大根おろしで皮はむく?
大根おろしを作る時に、皮をむく人もいれば皮ごとすりおろしている人もいるんではないでしょうか。
野菜や果物は皮に近い部分が最も栄養があるというのを聞いたことがありませんか?
大根も皮や皮のすぐ下の部分に栄養があります。
そのため、大根おろしを作る時は皮ごとおろすと栄養価の高い大根おろしを作ることができます。
⇒ 大根おろしの効果的な食べ方!汁の栄養や使い道
いつも皮をむいて大根おろしを作っている人は、皮ごとだとモサモサした食感になってしまうんじゃない?と思ってしまうかもしれませんね。
しかし、綺麗で新鮮な大根を使うとモサモサ感も全く感じません。
また、すりおろす時に丸く円を描くようにすりおろすことで、皮や繊維もしっかりとすりおろすことができますよ。
大根おろしの辛味をとる方法
ちょっぴり辛い大根おろしはとても美味しいのですが、時々食べられない程辛い時はありませんか?
料理のわき役でもある大根おろしは、ほどよい辛さで食べたいですよね。
大根おろしは、すりおろした時に細胞が壊れて空気に触れることで「イソチオシアネート」という成分が多く出て辛みが出ます。
その辛みはすりおろしてすぐが一番辛く、時間が経つにつれて辛みは減っていきます。
そのことから、大根おろしが辛すぎて食べられないという時は、一時間程度経ってから食べるようにすると辛みは抜けています。
大根おろしは傷みやすいので、一時間程度でも冷蔵庫に保存しておくようにしましょう。
一時間も時間に余裕がない!という場合は、電子レンジで加熱することで辛み成分が飛んでいくので数十秒温めて下さい。
加熱しすぎると味や食感が変わってしまいますので、数十秒で大丈夫です。
大根おろし器の洗い方
大根おろし器にもいくつかの種類があり、昔ながらのステンレス製のおろし金や手頃に購入できるプラスチック製のものもあります。
どの大根おろし器にも共通することは、おろした後放置しないことです。
放置してしまうとおろしたものが固まってしまったり、色や臭い移りの原因にもなってしまいます。
すぐに洗えない時は、水に漬けておきましょう。
洗い方は、おろした後についた大根の繊維をしっかり流水で洗い流し、食器用洗剤をつけたスポンジで優しく洗います。
大根おろしの作り方 まとめ
大根おろしは、ピリッと辛いのが好きという人と甘みのある方が好きという人に分かれますよね。
特に子供は大根おろしは辛いから嫌い!ということもあります。
辛味が苦手な場合は、大根の真ん中や葉に近い部位を使うと辛味が少ない大根おろしになります。
辛い大根おろしが好きな場合は、大根の下のほうを使うとピリッと辛い大根おろしが作れます。
大根の部位やおろし方の違いで味や食感が変わってきますので、自分や家族の好みに合わせて大根おろしを作ってみて下さいね。