カレーや激辛ラーメンなど、いくら涼しい場所で食べていても汗が止まらないということはありませんか?
暑い時期に汗をかきながら辛いものを食べたいと言っている方をよく見かけます。
女性は特に、わざわざ外食している時に、汗をだらだらかきたくないですよね。
でも、涼しい場所で食べているのになんで辛いものを食べると汗が止まらないんでしょうか?汗をかくのに夏に辛いものを食べたくなる心理も気になります。
暑い季節に辛いものが食べたくなる理由や、辛いものを食べると大量に汗をかく理由、辛いものを食べて大量に汗をかくことによる、健康や美容への効果などをわかりやすく説明します。
辛いものを食べると汗が止まらないのはなぜ?
そもそも、汗の種類には3種類あり、辛いものを食べると汗が出るのにもきちんと理由があるのです。
温熱性発汗
暑い時や運動をした時に体温が上がり出る汗のことをいいます。
体温調節のために全身から出ます。
精神性発汗
緊張した時やびっくりした時に出るような汗で、手のひらや、わきの下などに短時間で出ます。
特に人前に出るような一時的にストレスがかかると出るため、臭いを発するような汗となります。
味覚性発汗
辛いものを食べると出る汗がこの味覚性発汗といいます。顔(額や鼻)から出ることが多く、辛いものが刺激となって出る汗なので、一時的なものですぐに引いてしまうのが特徴です。
辛いものが食べたくなる訳
暑い季節に辛いものが食べたくことがありませんか?
人間には体温を一定に保つために体温を調節する機能が備わっています。
気温が上がって暑いと感じると、汗をかいて体温を下げようとします。
辛いものを食べると汗がでるため、暑い時期に自然と身体が辛いものを求めるのもおかしくありませんね。
「汗をかく=暑い」と感じてしまいますが、実は汗をかくのは体温を下げているため、インドやタイなどの暑い国の料理は辛いものが多いのもこのためだといわれています。
辛いものを食べると汗が大量に出る理由
辛いものを食べたときは、ただ大量に汗をかくだけではありません。
汗をかくことで、しっかりと健康や美容にも効果があるのです。
私はあまり汗をかきたくありませんが、きちんと何らかの効果があるのであれば汗をかいてでも辛いものが食べたくなりますね。
辛いもので汗をかくと代謝があがる?
辛いものというと代表的なものといえば「唐辛子」です。
この唐辛子の中に含まれているカプサイシンという成分は、アドレナリンの分泌を促してくれる働きがあり、このアドレナリンは血行促進効果や、脂肪分解の効果があります。
そのカプサイシンの効果で、代謝が上がり健康にも美容にも良いとされているのですが、もちろん辛いものを食べたからといってすぐにその効果が得られるわけではないので気を付けましょうね。
暑い時期は食欲がわかず、夏バテ気味になることが多いと思いますが、カプサイシンの成分は消化器官の粘膜を刺激してくれるので、消化液の分泌も促されます。
食欲が沸かない時は特におすすめです。
キムチの美容効果
韓国の女性は肌がきれいだと聞いたことはありませんか?それもキムチを日頃から食べているからという説がありますが、少し説得力がありますよね。
しかし、辛いものに慣れていないのに綺麗になりたいからといって、いきなり辛いものを大量に摂取するのは注意が必要です。
いきなり摂取すると胃腸に負担となってしまうので、少しずつ、適度に取り入れましょうね。
辛いものを食べたときの汗の健康効果
辛いものを食べると出る汗は、暑いから出ているわけではありません。いろいろな健康効果があります。
汗をかくからという理由で、あまり辛いものを食べていない方も、食欲がないときなどは、食事に積極的に辛いものを取り入れてみてはいかがでしょうか?