土鍋で炊くご飯は、美味しいですよね。
自分で炊くとなると、水加減や火加減など難しく考えがちです。
でも、ちょっとしたコツをつかめば、以外に簡単に土鍋でご飯が炊けちゃうんです。
土鍋でご飯を炊くときの、水加減やコツをわかりやすく紹介します。
また、ご飯を炊くときの土鍋のおおきさについても説明しますね。
土鍋でご飯を炊いてみたい!という方は、参考にしてみてくださいね。
⇒ 土鍋で作る炊き込みご飯!失敗しない水加減とコツ
土鍋でご飯の炊き方と水の量 簡単な方法
土鍋を使ったお米の炊き方を紹介します。
まず、炊飯器で炊く時と同様、まずお米を研ぎ、30分以上吸水させます。
室温により吸水させる時間はかわりますが、半透明のお米が全体的に白くなってきたら吸水は完了です。
お米をいったんざるに取り、しっかりと水を切ります。
研いだお米を土鍋に入れ、水をいれます。水の量はお米の量の120%を目安にします。
お米1合は180ccですので、1合のお米なら水は220ccくらいが目安ですね。2合なら440ccくらいになります。
仕上がりのご飯の硬さは好みがありますが、土鍋で炊く場合は炊飯器よりも水分が蒸発するので、少し多めに水を入れます。好みに合わせて水の量は微調整してください。
炊飯器には、わかりやすい目盛りがついていますが、土鍋には目盛りがないので、水の量の加減が土鍋でご飯を炊くときは一番難しいですよね。
土鍋に蓋をして中火にかけ沸騰させます。(約10分)
土鍋の蓋から蒸気が出て、グツグツし始めたら、火を弱火にして10~20分加熱します。
土鍋がグツグツいわなくなり、小さく「パチパチ」という音が聞こえたら、火を中火にして10秒ほどしたら火を消します。
火を消しても蓋は開けずに、そのまま10分~15分ほど蒸らしてくださいね。
お米の量や火加減など最初は少し難しいかと思いますが、沸騰したタイミングと水分がなくなってパチパチ音がするタイミングを逃さなければ、よっぽど大失敗することはないでしょう。
土鍋の大きさの目安
土鍋でご飯を炊くときに、一番炊きやすいお米の量は2合くらいです。
小さめの土鍋を使うとふきこぼれたりしますので、少し大きめの土鍋を使うと失敗が少なくなります。
目安としては、2合のご飯を炊くときは、6~7合の土鍋が炊きやすいと思います。
100均の小さい土鍋でご飯を炊くときは、1合のお米を目安にしてくださいね。
土鍋ご飯の炊き方
土鍋の特徴として、火にかけてもいきなり温度があがりません。じわじわと温度があがっていくのですが、これが美味しいお米を炊くのにとても重要なのです。
「始めチョロチョロ、中パッパ、赤子が泣いても蓋取るな」
という言葉はご存知ですか?これはかまど炊きの頃から美味しいご飯の炊き方として使われた言葉です。
「始めチョロチョロ」の部分は火にかけ初めて40℃~50℃になった土鍋の状態です。
この温度は、お米の甘味成分やうまみ成分を作り出してくれるアミラーゼが活発に働いてくれる温度です。
そして、温まるのに時間がかかる土鍋ですが、温度があがってしまうと、保温効果がとても高いです。
沸騰すると鍋全体をまんべんなく加熱することができ、温度が高い状態を保つことができるのです。これが「中パッパ」の状態ですね。
火を止めても、保温性がある土鍋は熱がすぐに逃げません。余熱でまた加熱され、蒸らす時間にお米の余分な水分を飛ばしてくれるのです。
しっかり蒸らした後に蓋を取ってみると、お米一粒一粒がしっかりと立っていて、ふっくらとした仕上がりになります。
こちらが途中で何も手を出さなくても、土鍋が簡単に「始めチョロチョロ、中パッパ」を実現してくれるのです。
炊飯土鍋で人気の「かまどさん」は、火加減調節が簡単でふっくら美味しい土鍋ご飯が炊けますよ。
土鍋でご飯を炊く
土鍋でご飯を炊くのは、水の量と火加減さえ解れば、意外と短時間で簡単にご飯が炊き上がります。
はじめは、ちょと難しいと思うかもしれませんが何度か試していると、自分の好みのご飯の硬さもわかってくるので、炊飯器で炊くご飯よりも美味しくご飯が炊けるようになりますよ。
ぜひ土鍋で炊くご飯、試してみてくださいね。