生のハンバーグを焼いたときに、中までちゃんと火がとおっているか心配です。
ハンバーグが生焼けかどうか確認するには、肉汁の色で判断するのが簡単です。
また、しっかり火を通しても切ってみたら中がピンク色っぽいことがあります。
ハンバーグが生焼けかどうがの判断方法や、生焼けのときの対処法、ハンバーグにしっかり火を通す焼き方のポイントについてまとめました。
ハンバーグが生焼けかどうかの見分け方
ハンバーグが生焼けかどうか見分けるには、肉汁の色を見る方法がおすすめです。
ハンバーグの真ん中に竹串などを刺してみて、出てくる肉汁の色を見ます。
ハンバーグの中まで火が通っていると透明か、にごったような灰色の肉汁が出てきますが、生焼けの場合は赤い色の肉汁が出てきます。
ハンバーグの形を崩すことなく、火がとおっているか簡単に確認することができます。
ハンバーグの生焼けは食中毒を起こす危険があるので、中まで火が通っているかの確認をしっかりとしましょう。
ハンバーグが生焼けだったらどうする?
ハンバーグが生焼けの場合は再度しっかりと加熱します。
フライパンを使って再加熱するときは、焦げないようにフタをして弱火でじっくりと蒸し焼きにしてください。
お湯を少し加えて蒸し焼きにしても大丈夫です。
電子レンジで加熱する方法もあります。
レンジなら焦がす心配がなく、手軽に再加熱できます。
ハンバーグの中が生焼けの場合は、フライパンや電子レンジを使って、再度しっかりと加熱するようにしましょう。
電子レンジで再加熱する時の時間は何分?
生焼けのハンバーグを電子レンジで再加熱する場合は、耐熱のお皿にハンバーグを入れ、ラップをかけて600Wで30秒加熱してください。
火が通っていなかったら、さらに30秒加熱して火が通るまで30秒ずつ様子を見ながら加熱してください。
加熱しすぎると固くなってしまうので、30秒ずつ様子を見ながら加熱するのがおすすめです。
水分が蒸発してパサパサになるのを防ぐためにラップをかけるのもポイントですよ。
いくら焼いても中がピンクっぽい原因
ハンバーグをしっかりと加熱しても中がピンクっぽいことがあります。
これは肉の発色現象が原因で、肉とたまねぎの成分が結びつくと、加熱してもピンク色の状態です。
生焼けかどうか確認するときは、中から出てくる肉汁の色で判断して、透明な肉汁が出てくるようなら食べても大丈夫です。
通常、肉は加熱をすると褐色に変化しますが、肉に含まれるミオグロビンという成分が亜硝酸塩と結びつくことにより、ピンク色に変化します。
玉ねぎに含まれている硝酸塩が微生物によって亜硝酸塩に還元された場合、この現象が起こり、加熱してもピンク色の状態になります。
玉ねぎに含まれる硝酸塩は水洗いである程度除去できるので、よく洗い水切りをして使うとピンク色になる現象をある程度防ぐことができますよ。
生焼けしないハンバーグの焼き方のコツ
ハンバーグを生焼けにしない焼き方のコツは、中火から弱火の火加減でフタをして、じっくりと蒸し焼きにすることがポイントです。
強火で焼き目をつけてから弱火で焼いてしまうと、外側は焦げ、中は生焼けという状態になってしまいます。
強火で最初から最後まで焼いても、外側は焦げているのに中は生焼けの状態になってしまいます。
なので最初に中火で表面の焼き色をつけ、焼き色が付いたら中火から弱火でじっくりと蒸し焼きにすることがおすすめです。
他には、冷たい状態のフライパンにハンバーグを並べ、弱火でじっくりと焼く方法もあります。
冷たい状態のフライパンにハンバーグを並べてから火をつけ、弱火でじっくりと加熱します。
下半分に火が通り、白っぽく色が変わってきたらひっくり返し、フタをして10分ほど蒸し焼きにします。
焼きあがったハンバーグは、火が通っているか肉汁の色を確認して、まだ火が通っていない場合は加熱時間を調整してください。
2つの焼き方を試してみて、お好みの焼き方を見つけてくださいね。
ハンバーグの中が生焼けのときの対処法 まとめ
ハンバーグの中までしっかり火がとおっているか確認するには、出来上がったハンバーグに竹串をさしてみて出てくる肉汁の色で判断ができます。
赤い肉汁が出てくる場合は、まだ中まで火がとおっていないので、蓋をして蒸し焼きにしたり電子レンジで再加熱してくださいね。
特に、合いびき肉を使ってハンバーグを作る場合は、豚肉のひき肉が入っているのでしっかり火がとおっていないと食中毒になる心配がありまので、気を付けてくださいね。