しじみなどの貝類はいたみやすい食材です。
新鮮なしじみなら、夏場は冷蔵庫で3日程度、冬なら6日程度保存することができますが、すぐに食べないときは砂抜きをして冷凍保存することがおすすめです。
しじみは冷凍保存することで、旨味成分や栄養が増えるんです。
しじみの冷蔵庫や冷凍庫での保存方法や保存できる期間、腐っていないかの確認方法についてまとめました。
しじみを冷蔵庫で保存する方法と日持ち
しじみを冷蔵庫で保存するときには、最初に砂抜きをする必要があります。
砂抜きをしたしじみは、殻どうしを擦るように洗いビニール袋や密封できる容器に入れて冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫で保存できる期間は、新鮮なもので夏場なら3日程度、冬なら6日程度ですが、冷蔵保存しているとどんどん鮮度が落ちていきます。
また、流通の過程や店頭に並んでいた時間を考えると、すぐに食べないときは冷凍庫で保存する方がおすすめです。
しじみを冷凍保存する方法と保存できる期間や解凍方法
しじみを冷凍庫で保存する場合は、冷蔵するときと同じように砂抜きをします。
冷凍する前に砂抜きをしておかないと、冷凍したしじみは死んでしまうので何をしても砂を吐き出してくれません。
砂抜きをして殻を洗ったあとは、キッチンペーパーで水分を拭き取り、ジップロックなどの保存袋の中に平らに並べて空気を抜いて冷凍します。
冷凍したしじみは3ヶ月ほど冷凍保存できると言われていますが、貝類は痛みやすいのでなるべく1ヶ月以内に食べきったほうが安心です。
冷凍したしじみを調理に使うときは、凍った状態のまま使います。
味噌汁やお吸い物に入れるときは、沸騰したお湯に入れて調理します。
凍ったしじみは、水から茹でるよりも沸騰したお湯に入れた方が貝殻が開きやすくなります。
自然解凍をすると、火を通しても殻が開かなくなってしまうことがありますので注意してくださいね。
しじみの砂抜きは常温で一晩おいても大丈夫?
気温が低い時期なら、一晩常温で砂抜きをしても大丈夫ですが、夏場の暑い時期だとしじみが死んでしまう可能性があります。
しじみが活発に動く水温は15℃~20℃と言われています。
水温が高くなってしまうとしじみが弱ってしまうので、常温で砂抜きをするときは夏は3〜4時間、冬は4〜5時間程度にしておくと安心です。
消費期限が1日過ぎたしじみは食べられる?
貝類は食中毒の危険性もあるので、消費期限が1日でも過ぎたら食べないほうが安全です。
- 賞味期限⇒美味しく食べられる期限
- 消費期限⇒安全に食べられる期限
腐ったしじみの見分け方
調理する前のしじみが腐っているかの見分け方は
- 明らかに腐敗臭がする
- 浸けている水が白く濁っている
貝類は腐ると嫌な臭いがします。
砂抜きをしているときも、腐敗臭がするしじみは取り除かないと、他のしじみにも匂いが移ってしまいます。
- 貝が開きっぱなしで閉じない
- 加熱しても口が開かない
調理前に貝殻が開きっぱなしで、刺激を与えても閉じないときや、加熱しても貝殻が開かないときも取り除いて調理するようにしてくださいね。
冷蔵庫で半開きになってしまったしじみが食べられるかどうかの判断基準は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
しじみの賞味期限 まとめ
新鮮なしじみは冷蔵庫で保存して、夏場なら3日程度、冬なら6日程度日持ちがします。
しかし、保存している期間もどんどん鮮度が落ちてしまうので、すぐに食べない場合は冷蔵よりも冷凍庫で保存した方が安心です。
貝類は食中毒になりやすいので、まだ賞味期限は過ぎていないと思っても、変な臭いがしたりいつもと違うと感じたら食べないでくださいね。