鮭とばと言うと、最近は柔らかく食べやすいものが販売されていますが、昔ながらの硬い鮭とばも味がありますよね。
鮭とばはそのまま食べる以外にも色々な食べ方があるので、美味しい食べ方を紹介したいと思います。
また、硬くて歯が弱い人はなかなか食べられないということもあるかもしれませんので、硬いものが食べられない人の食べ方も紹介しますね。
「鮭とば」は北海道や東北地方の冬の風物詩で、秋鮭を皮のまま半身におろしたものを細長く切って潮風に当てて干したものです。
九州などの西日本地方に住んでいる人では、聞いたことがないということもあるかもしれませんね。
塩気が強く、硬いのが特徴でビーフジャーキーのような感じで、噛む度にうま味が出てとても美味しいものです。
お酒のおつまみにもピッタリですよ。
鮭とばの美味しい食べ方
鮭とばはそのままビーフジャーキーのように少しずつ噛んで食べるのももちろん美味しい食べ方で、お酒のおつまみにそのまま食べるのが好きという人も人も結構いると思います。
私はそのまま食べる時に、マヨネーズをつけて食べるのが好きです。
鮭とばを、そのまま食べる以外にもアレンジした美味しい食べ方があります。
チャーハンや炊き込みご飯などにすると、子供でも美味しく食べることができ、調理する時も鮭とばに塩気があるので味付けも簡単にできますよ。
鮭とばチャーハンの作り方
- 鮭とばは皮をはがして細かく切っておきます
- フライパンに油を熱して鮭とばとお好みの野菜(ネギなど)を炒めます
- 火が通ったらご飯を入れ、醤油や塩コショウで味付けします
- 溶き卵を加えて、卵に火が通ったら出来上がりです
油をバターに変えると鮭バターチャーハンになり、また違った味わいになって美味しいですよ。
鮭とばの炊き込みご飯の作り方(お米2合分)
- 鮭とばの皮ははがし、身を細かく切る
- お米を研いだら細かく切った鮭とばと、だし汁2カップ、酒大さじ1、醤油大さじ1を入れ軽く混ぜてから炊飯器の普通コースで炊く
炊きあがったらお好みでゴマやネギをかけると更に美味しくなります。
どちらも簡単に作れて美味しいので子供にも人気でおすすめです。
鮭とばの皮は食べる?
今は柔らかくした鮭とばも売っていますが、昔からある鮭とばは鮭とば自体も硬いのですが、これまた皮がとても硬いです。
硬い皮ですが栄養もあり美味しいので食べないともったいないですよ。
皮は取って皮だけ別に炙ってから食べるといった食べ方もありますが、皮ごと一緒に食べる方法もあります。
乾物である鮭とばは、日本酒に一晩漬けて冷蔵庫に保存しておくと柔らかく戻ります。柔らかく戻った鮭とばをそのまま食べるのも日本酒が染みて美味しいのですが、子供やお酒が苦手な人が食べる場合は、魚焼きグリルで焼くと食べやすくなります。
鮭とばは塩分が高いので、魚焼きグリルで焼く時は焦げないように注意して下さいね。
鮭とばの食べ方 硬いものが食べられない場合は?
鮭とばを食べたいけれど、歯が弱かったりして食べられない人もいますよね。
先ほども紹介したように、日本酒に漬けて戻してから食べる方法だと身も皮も柔らかくなり、硬いものが食べられない人でも食べることができるようになります。
その他、鮭とばを火で炙ることで日本酒に漬けた時まで柔らかくはなりませんが、少し柔らかくなるので、硬い物が苦手という方は軽く炙ると食べやすくなります。
鮭とばの食べ方 まとめ
鮭とばは昔、冷蔵庫なんて便利な物がない時代にアイヌ人が鮭を干して保存食にしていたことから始まったようです。
昔ながらの鮭とばは本当に硬く、歯が折れるんじゃないかと思うほどですよね。
とても硬いのですが、ビーフジャーキーのようにそのまま噛んでいると、どんどんうま味が出て癖になってしまう美味しさです。
軽く炙ったり、日本酒に漬けることで柔らかくなって食べやすくなりますので、硬いものが食べられないという人もぜひ試してみて下さいね。