蒸し器がないときでも、フライパンや鍋、電子レンジなどで簡単に蒸し料理を作ることができます。
特におすすめの方法は、フライパンや鍋を使って蒸す方法です。
また、茶碗蒸しやプリンなどスが入りやすい料理も、鍋を使って湯煎すると失敗がありません。
キッチンにあるもので蒸し器の代用をするときの手順を、キッチンツールごとにまとめました。
蒸し器の代用でフライパンや鍋を使う方法
蒸し器がないときに、フライパンや大き目の鍋を代用して蒸す方法を紹介します。
蒸しパンやシュウマイなど、ほとんどの蒸し物がこの方法でできます。
用意するもの
- 深めの蓋つきフライパンか鍋
- 深さのある耐熱容器
- 蒸し物を乗せる皿
- 布巾
- 水
フライパンや鍋で蒸す手順
- 蓋についた水滴が落ちないように、蓋を布巾でくるみます。
- 深めのフライパンや大き目の鍋の中に耐熱容器を逆さに置き、2~3㎝ほど水を入れて沸かします
- 沸騰したら一旦火を止め、耐熱容器の上に皿をおき皿の上に蒸すものを乗せます
- 再度火をつけて蒸していきます
蒸し器の代用でザルを使う方法
大きな鍋がないときや、野菜を蒸すならザルを使って蒸すことができます。
肉まん1つだけなど、少量の蒸し物にもおすすめです。
用意するもの
- ザルが入る蓋つきの鍋
- 金属製のザル
- 耐熱容器
- 水
ザルを使って蒸す手順
- 鍋に耐熱容器を逆さにしておき、水を2~3㎝入れて沸騰させます
- 沸騰したら一旦火を止め、ザルに蒸す物を入れて耐熱容器の上におきます
- 蓋をしめて再度火をつけて蒸し上げます
肉まんなど、水滴が落ちてビチャビチャになりそうなときは、鍋の蓋を布巾でくるんでおくと水滴が落ちる心配がありません。
万能蒸し器があると、いろいろなサイズの鍋に対応できるので便利です。
色々なタイプがありますが、私のおすすめは中央に棒がないものです。
中央に棒があるタイプだと、真ん中に食材がおけないので肉まん一つ蒸すときとか不便なんですよね。
蒸し器の代用でレンジを使う方法
電子レンジで蒸し器の代用をすることもできます。
用意するもの
- 耐熱皿
- ラップ
- 水
電子レンジで蒸す手順
- 耐熱皿に食材をのせて、大さじ1杯程度の水をかけます(食材によって調節してください)
- ふんわりラップをかけて、電子レンジで3分ほど加熱してから様子を見ながら少しづつ加熱していきます。
電子レンジだと短時間で蒸すことができて便利ですが、蒸しムラができたり、蒸した後に水分が飛びやすいので食材が固くなることがあります。
肉まんなどは加熱しすぎると、カチカチになることがあるので注意が必要です。
食卓にそのまま出せるお洒落なシリコンスチーマーがあると、蒸し料理以外にも色々使えて便利です。
使わないときは、折りたたんでコンパクトになるのもいいですね。
蒸し器の代用で圧力鍋を使う方法
圧力鍋を使って蒸し料理を作ることもできます。
用意するもの
- 圧力鍋
- 蒸し板や底が平らなステンレス製のザル
- 水
ステンレス製のザルは裏ごし器(粉ふるい)などでも大丈夫です。
圧力鍋でも使えて便利ですよ。
- 圧力鍋で蒸す手順
- 圧力鍋に蒸し板をしき、水を入れて食材を板の上にのせて蒸します
ザルを使う場合は、逆さにして圧力鍋におきザルの上に食材を乗せた皿をおきます。
裏ごし器など平らな面が大きい場合は、直接裏ごし器の上に食材をおいても大丈夫です。
さつまいもは、圧力鍋で蒸すとねっとり美味しく蒸し上がります。
蒸す時間や水の量は、圧力鍋によって違いますので説明書などを確認してみてくださいね。
茶碗蒸しやプリンを蒸すとき代用できるもの
茶碗蒸しやプリンを蒸すときは、蒸し器で蒸すよりも湯煎で加熱すると、すがたちにくく失敗がありません。
用意するもの
- 蓋つきの鍋
- アルミホイル
- 水
湯煎をして蒸す方法
- 茶碗蒸しやプリンの容器に1つずつアルミホイルで蓋をします
- 鍋に2~3㎝の水を入れて沸騰させます
- 沸騰したら一旦火を止めて、茶碗蒸しやプリンの容器を入れます
- 再度火をつけて強火で1分程度、蒸気が上がってきたら弱火にして蒸します
アルミホイルの蓋を取ってみて、まだ固まっていない場合はそのまま鍋の蓋をして余熱で火を通します。
蒸しているときに、カタカタ音がするので気になるときは容器の下に厚めのキッチンペーパーや布巾を敷いておくと、容器が動く心配もなく加熱ムラもなくなります。
蒸し器の代用できるもの
蒸し器はあると便利ですが、頻繁に使うものでもないのに収納に場所をとるんですよね。
うちでも蒸し器はありませんが、フライパンや鍋を使うとどんなものでも蒸すことができます。
鍋に合わせて大きさが変えられる蒸しラックがあると、更に便利です。
中央に棒がないタイプの方が使いやすいのでおすすめです。