山芋のとろろを作るときに、皮を剥くかどうかって悩みませんか?
また、山芋をすると手が痒くなってしまうんですよね。
この痒みが苦手で山芋は食べたいけど、作るのは嫌!という人も多いです。
山芋をするときに、皮は剥くか、すった時に手がかゆくならない方法や、かゆくなったときの対処法について紹介します。
すったとろろ芋が、黒っぽく変色してしまう原因や、変色させない方法についても説明します。
簡単ですので、試してみてくださいね。
山芋のとろろは皮を剥いてから?
山芋の皮と中の芋の部分では栄養素が違います。
皮にはポルフェノールやβカロチンが含まれていて、芋は炭水化物でエネルギー源となる糖質やビタミンB1が含まれています。
ですので、山芋の皮を捨てるのはもったいないんですよ。
皮ごと食べた方が山芋の栄養をまるごととることができます。
でも、私はだいたい皮をむいてからすっています。
皮をむいてからすったほうが、とろろの舌触りもよくネバネバふわふわになるからです。
とろろにする時には、基本的には皮はむいた方が食べやすいです。
なぜなら皮付きのまますると、皮の食感や土の香りも残ります。
好みもあるので、自然派の方であれば、もちろん皮つきのままでも大丈夫です。
ただ、よく水洗いをして、ひげ根はしっかり切ってからすってください。
皮つきのまま食べたいときは、ステーキにしたり揚げたりと調理する場合に向いています。せっかくなら皮ごと頂きたいですね。
山芋のとろろのすり方!手がかゆくならない方法は?
山芋で手がかゆくなる原因は、山芋の皮付近にあるシュウ酸ナトリウムという成分が、皮を剥くことでトゲトゲした針状の結晶をつくり手に付着するためにかゆみを起こします。
ですので要はこのシュウ酸ナトリウムに触れなければ良いのです。
また、このシュウ酸ナトリウムは酸や熱に弱いという弱点を持ちます。
触れないようにするためには、
- 手袋をする
- 持ち手の部分は皮をむかない
- 持ち手部分をラップや布巾でカバーする
などの対策が取れます。私はぬるぬるして滑るので、濡れタオルなどを持ち手に巻いて固定したりしています。
次に酸や熱での対策です。
- レモン汁をかける
- 酢水につける
- 塩水につける
などがあり、万が一山芋をすっていて手がかゆくなった場合は、温水に手をつければ熱に弱いためかゆみが和らいでいきます。お酢を手にかけるのも効果がありますよ。
上記の対策をしたあと、すり鉢やおろし金、フードプロセッサーなどですりおろします。
すり鉢は、すり鉢の内側で回しながらすりおろします。時間はかかりますがよりふんわりと白く滑らかになります。
おろし金はすり鉢より短時間ですりおろすことが出来ますし、フードプロセッサーは簡単により滑らかに仕上がります。
またもう一つ、山芋を冷凍するという方法もあります。冷凍をすると細胞が壊れるため、すりおろしやすく、またかゆくなりにくくなります。
山芋を冷凍する時には、皮ごと切り口に濡らしたキッチンペーパーを巻き、ラップにしっかりと包み冷凍します。すりおろす時には、冷凍したまま皮をむき、凍ったまますりおろします。
山芋のとろろの変色を防ぐ方法
山芋をとろろにすると黒っぽく変色しますが、これはポルフェノールが酸化して黒い色になっただけなので食べても問題はありません。
しかし、見た目が良くないので、なるべくなら山芋のとろろは変色させたくないですよね。
山芋を変色させないためにいくつか方法はあります。
山芋を熱湯に10秒くぐらせる
長くつけすぎると食感がなくなるので10秒くらいにしてくださいね。
山芋を塩水につける
山芋のアクが抜けます。
しょっぱすぎないくらいの塩水に5〜10分つけます。
山芋にレモン汁をかける
山芋にレモン汁を少しかけます。
かかっていないとそこから変色します。かけすぎに注意です。
山芋を酢水につける
切り口や芋の部分に酢をぬってラップをするとぬめりも一緒にとれます
すりおろしてしまった山芋のとろろは、密封袋に入れて冷蔵庫で保管します。
レモン汁か酢水をかけてからやると効果がアップします。
山芋のとろろ まとめ
すった山芋を変色させないためには、お酢や塩水を使ったり熱湯にくぐらせたりと、痒みを抑える方法と同じです。
するときの手の痒みをふせぎながら、山芋の変色を防げる方法ですので一石二鳥です。
山芋をするときに手が痒くなる人や、とろろ芋の変色が気になる人は試してみてくださいね。