「むかご」って食べたことがありますか?
スーパーではあまり見かけないので、食べたことがないという人も多いですよね。
「むかご」というのは見た目は小さくて豆のようなコロコロッとした感じで、山芋や長芋などのヤマイモ属の茎や葉の根本の部分にできる芽です。
「山芋の赤ちゃん」とも呼ばれているんですよ。
私の住んでいる所では、10月くらいになると道の駅で時々「むかご」が販売されていますが、1年中買えるものではないので、見つけたらつい買ってしまいます。
そんなむかごはどんな味なのでしょうか?
むかごの美味しい食べ方や調理法について紹介していきたいと思います。
むかごの食べ方は皮ごと?
むかごは癖がないのでとても食べやすい食材で、塩茹ですると食感は炊き立ての豆のような感じで、味はモッチリなのにホクホクした里芋のような味です。
むかごは味に癖がないため色々な調理方法がありますが、むかごの味そのものを味わいたいのなら塩茹でがおすすめです。
むかごは小さいので一つ一つ皮を剥いていくともなると、とても大変ですよね。
しかし、綺麗に洗ってそのまま皮ごと食べることができるので下準備にも時間がかからず、料理しやすい食材です。
皮ごと食べることはできますが、少々土っぽい味がすることがありますので、苦手な人は皮をすり鉢などで擦り取ってから使うといいですよ。
むかごの食べ方 塩茹での仕方
むかごは塩茹でをはじめ、天ぷらなどの揚げ物やバター炒めなどの炒めものなど様々な料理に使うことができます。
また、生でも食べることができ、サラダのトッピングなどにするとシャキシャキした食感を味わうことができます。
生食する時は少し土っぽいニオイがするかもしれませんので、ニオイが気になる場合は洗う時にすり鉢やザルなどで少し皮を擦り落としながら洗うと、皮についた独特な土っぽいニオイがが取れます。
むかごの塩茹での作り方
むかごの塩茹でをする場合は、100ℊのむかごに対しひたひたの水に大さじ1の塩を準備します。
鍋に水と塩、むかごを入れて茹でます。水から茹でて下さいね。
沸騰してから2分程度で火を止め、出来上がりです。
塩茹では一番簡単な調理法で、むかご本来の味を楽しむことができます。
少し粘り気もあり、ホクホクととても美味しくお酒のおつまみにもピッタリですよ。
むかごご飯の作り方
むかごは炊き込みご飯も美味しいですよ。
むかごご飯の材料
材料(2合分)
- 米・・・2合
- むかご・・・100ℊ程度
- 塩・・・小さじ1
- 酒・・・大さじ1
むかごの下ごしらえ
むかごは洗ってそのまま皮ごと使えるので特別な下ごしらえは必要ありませんが、皮に付いた独特な土っぽいにおいが気になる場合は、ザルやすり鉢で軽くこすってから水洗いをすると、表面の皮がはがれ独特なにおいがなくなりますので試してみて下さい。
むかごご飯の作り方
- 米を通常通りに研ぎます
- 2合分の水と塩を入れ軽く混ぜます
- むかごと酒を入れ炊飯器の普通コースで炊きます
簡単ですよね。
むかごは小さいけれど、しっかりホクホクしたお芋のご飯が出来上がります。
むかごご飯だけで食べる時は、少し塩を多めに入れて炊くか、炊きあがったむかごご飯に塩をパラッとかけると美味しいですよ!
むかごの食べ方 まとめ
むかごはあんなに小さくて可愛らしいのに、栄養たっぷりなんですよ。
実は山芋よりも栄養があるのだとか。
むかごは塩茹でするだけで簡単に食べられます。また、むかごご飯にしても美味しいんですよ。
スーパーではあまりみかけませんが、秋の道の駅などに行く機会がある時は探してみて下さいね。