暑い時期にはあまり使わなかった土鍋を、久しぶりに出してみたらカビが生えていたり、変な臭いがするということはありませんか?
食べ物を調理する土鍋にカビが生えていたら、使っても大丈夫なのか心配になっちゃいますよね。
土鍋にカビが生えてしまった場合の対処法や、土鍋の変な臭いをとる簡単な方法を紹介します。
また、一度カビが生えてしまった土鍋は使っても大丈夫なのか?についても説明します。
土鍋を使おうしたら、カビが生えていた!というときは、慌てずに対応してくださいね。また土鍋が使えるようになりますよ。
⇒ 土鍋の目止めのやり方!簡単な方法と目止めが必要な理由
土鍋のカビの取り方
土鍋にカビが生えてしまったら、綺麗に洗ってからカビの根を殺菌しなければいけません。
土鍋をのカビ菌をやっつけるには、殺菌効果があり口に入れても大丈夫な酢(クエン酸でもOK)を使って熱湯消毒します。
土鍋のカビを酢で殺菌する方法
- カビのついた土鍋をスポンジを使って食器洗い用洗剤で洗います。
- 表面のカビが落ちたら、水をだいたい土鍋の8分目くらいのところまで入れ、酢を大さじ3杯ほど入れます。
- 土鍋を火にかけます。
- 沸騰したら火を少し弱め、10~15分ほどかけておきます。
- 火を消したら、お湯が冷めるまでそのまま放置します。
- 土鍋が熱くなくなったらお湯を捨て、食器洗い用洗剤で綺麗に洗い流します。
火にかけて熱くなった土鍋は、熱が冷めるまでそのまま待ちましょう。
土鍋が熱い状態の時に、冷たい水で洗おうとすると、急激な温度の変化の苦手な土鍋は、温度差でヒビが入ってしまうことがあるので注意して下さいね。
土鍋のカビ取りにキッチンハイターは使える?
キッチンでカビ取りというと、キッチンハイターなどの漂白剤を思いつくかもしれませんが、土鍋にキッチンハイターや漂白剤を使うのは避けてください。
土鍋は土でできているため、成分が染み込みやすい性質になっています。
そのため漂白剤の成分まで染み込んでしまい、臭いが取れなくなってしまうからです。
食器用洗剤での長時間のつけ置きも、洗剤が染み込んでしまう可能性がありますので避けましょう。
また、汚れが落ちないからと、金属たわしなど硬いものでこすり洗いをするのも避けてくださいね。土鍋の表面に傷がついてひび割れの原因になってしまいます。
土鍋の臭い取りに重曹は使える?
土鍋に染み付いてしまった臭いを取る時や、焦げ付きを取る時は、重曹が大活躍です。
重曹を使って土鍋の臭いやコゲの取り方は、酢を使ったカビ取り方法とほぼ同じです。
土鍋の臭いを取る方法
- 土鍋の8分目まで水を入れたら、重曹を大さじ1~2杯入れます。
- 土鍋を火にかけ沸騰したら、火を弱めて10分そのまま火にかけておきます。
- 火を止めて、お湯が完全に冷めたら洗剤で洗い流します。
土鍋の臭いをとる方法は、重曹の他に、軽い臭いならお茶の出がらしも臭い取りに使えますよ。
お茶の出がらしを使って土鍋の臭いをとる場合も同じように煮たてて消臭します。
土鍋は土でできているため、どうしても臭いが染み付きやすいので、使用後は綺麗に洗ってしっかり乾燥させておくことが大事です。
土鍋にカビが生えたら使える?
カビが生えている土鍋をそのまま使用するのは嫌ですよね。
サッと洗っただけでは、カビの根が死滅していませんので、土鍋をしっかり殺菌することによって再び使うことができます。
カビが生えていなくても、何となく土鍋かび臭いと思ったら、目に見えてはいないカビの根が生えている可能性があります。
土鍋がカビ臭いと思ったら、表面にカビがでていなくても殺菌をしてから使用した方が安心です。
土鍋のカビ まとめ
土鍋にカビが生えてしまったら、酢やクエン酸を煮ることで土鍋を殺菌することができます。
また、土鍋に変な匂いがついてしまったときは、重曹を使って臭いとりをしてみてくださいね。
土鍋にカビが生えないようにするには、しっかり乾かしてからしまうことが大事です。
土で出来ている土鍋は中までしっかり乾くのにどうしても時間がかかってしまいます。
土鍋を使った後は、洗ってすぐに片づけてしまうと、表面は乾いていても中までしっかり乾きっていないので、カビの生える原因になってしまいますので、土鍋は洗ったあとに一晩乾かしてから仕舞うようにします。
土鍋を収納する場所もシンク下などの湿気が多い場所は避け、湿気が少ない場所に片付けるようにして下さいね。
うっかり土鍋にカビが生えてしまっても、しっかり殺菌して使えばまた使うことができますよ。