春から夏に向けて暑い日差しを遮ってくれるグリーンカーテン!最近では室内の温度を下げてくれるため省エネとしても注目されています。
グリーンカーテンと言ってまず思い出すのが「ゴーヤ」ですが、意外とゴーヤは作っても苦いから食べないという方も多いですよね。
どうせ育てるなら、食べられる野菜がいいという方に、緑のカーテンに向いている野菜を紹介します。
野菜や果物をグリーンカーテンにすることで、緑が美しいだけでなく収穫して食べれるところも魅力ですよね。
グリーンカーテンの野菜のおすすめ
グリーンカーテンで植える野菜の条件として、ウリの仲間など上へつるが伸びる性質がある種類であること。そして、夏の日差しを遮るため、暑さに強く枯れにくい植物が最適です。
グリーンカーテンを作る、私のおすすめの野菜を紹介しますね。
つるありインゲン
比較的育てやすくて害虫にも強い初心者向けの野菜です。
乾燥すると実が硬くなってしまうので乾燥対策が必要ですが、ぐんぐん伸びていきます。
最盛期は、朝晩と収穫できて食べるのが楽しみになりそうですね。
きゅうり/ミニきゅうり
家庭でも育てやすく、プランター栽培に向いています。
きゅうりのツルは、上の方まで伸びますがあまり伸ばすと実に栄養がいかなくなるので注意が必要です。
実が収穫できたら、サラダやピクルスにして体を冷やすのにぴったりな野菜ですね。
ミニかぼちゃ
手のひらサイズのミニカボチャは、実が小さく軽いので空中で栽培する事ができます。
風通しのよいところで育ててあげると、病害にもかかりにくく育てやすくなります。
ミニカボチャは、レンジで簡単に調理することもできてホクホクした食感で見た目も可愛いです。
グリーンカーテンの作り方と時期
作りたい野菜が決まったら、ネット・紐・プランター・支柱・フックなど必要に応じて準備しましょう。
どれも園芸店やホームセンターなどで簡単に手に入ります。
グリーンカーテンを準備する時期は、4月上旬~5月上旬頃がおすすめです。
ゴールデンウィーク頃には、園芸店やホームセンターの店頭に色々な野菜の苗が販売されます。この時期に始めると、野菜の苗と一緒にグリーンカーテンに必要なネットなども豊富にそろっているので必要な材料も揃えやすいですね。
土台になるネットの張り方は、ネットの上の部分を2階ベランダに紐で結んで固定するか、マンションなどの場合は、窓枠の上部の外壁にフックで引っ掛けてください。
下にネットを垂らしているのでピンとネットを張りたい場合は、ネットの上部に支柱を通して結び付けて固定するとたるまずに安定します。
そして、ネット下の余り部分は、プランター下に巻き込み固定するかブロックなどを置いて固定すると簡単に設置することができます。
支柱を使ってしっかりとしたネットを作りたい場合は、苗を植えるプランター左右の脇に支柱を置きます。
左右の支柱の上部10㎝くらいに横にした支柱を針金で固定し、横にした支柱にネットも針金で留めます。
左右の支柱にも紐でネットを結びつけ、ネットの下に合わせて最後の支柱を横向きに針金で固定します。
出来たネットを壁に立てかけ、ブロックの中に支柱の足を入れて固定したら完成です。
グリーンカーテン用ネットと支柱がセットになったものも販売されています。
どんな材料を揃えたらいいか解らないという方は、セットでの購入もおすすめです。
ネットを吊り下げる場所がないという場合は、こちらの自立するタイプもいいですね。
グリーンカーテンは、植物が成長すると想像より重たくなります。台風や強風などのトラブルで倒れると危険ですのできちんと固定し安定した場所に作ってくださいね。
グリーンカーテンのネットの大きさ
ネットは、植物のツルが伸びる際はわせるために使います。
植物に合わせた大きさで基本的に網目が10㎝程度の物を選ぶことをおすすめします。
ネットの大きさは種類が沢山あります。せっかく買ったのに長さが中途半場で安定しなかったり、幅が狭すぎて日陰にならないということもあります。
窓の幅や吊り下げる高さを事前に測ってから、ネットの大きさを決めて購入してくださいね。
綺麗なお花で緑のカーテンを作りたいという方は、こちらも見てみてくださいね。
野菜を使った緑のカーテン
野菜を使ったグリーンカーテンというと、ゴーヤが代表的ですが、他の野菜でも作ることができます。
最近は、グリーンカーテンを作る方が多いので、園芸店やホームセンターでもグリーンカーテンに向いている野菜や必要な道具が簡単に手に入るようになりました。
猛暑の夏を快適に過ごすために、おいしい野菜を育ててエコで涼しい夏を過ごしましょう。