子供が幼稚園の年中さんから入園して、お友達ができないんじゃないかと心配になりますよね。
年少さんから入っている子供が多い幼稚園では、一年早く出会っているお友達の輪の中に入れるのか?親もママ友グループが出来ている中に入るのって躊躇ってしまいます。
特に女の子だと、すでに仲良しグループが出来ているお友達の中に入れなくて、仲間はずれになっていないか心配する方も多いと思います。
そんな不安をかかえた親御さんの心配が少しでも薄まるよう、保育士の立場から対処法や原因などを紹介します。
幼稚園で友達ができないのは仲間はずれが原因?
年中さんから入った子どもが、はじめは慣れてないからかな?と思いながらも、しょんぼりして帰ってくる。そんなことはありませんか?
もしかしたら、自分の子供は幼稚園でお友達を上手く作れていないのかもと心配になりますよね。
幼稚園や保育園は小学校と同じで、年少さんから年中さんにあがるときに、友達関係等を多少考慮して次の年のクラス分けがあります。
そして子どもたちは、誰でも無条件に受け入れているようで、実はしっかりとほかの子どもたちのこともみています。
もし、仲間はずれにされているのかな?と感じるようなら、それはお子さんがまだ幼稚園に慣れていないことが関係あるかもしれません。
大人が思うより子ども達は敏感です。知らない子どもや大人のことは、はじめはどうしても警戒してしまいます。
なので、お子さんが悪い訳ではなく、お互いにこの子は、あの子はどんな子だろう、と見ている段階なのです。
他には、年中さんくらいになると、他の子にも興味が出たりしてきます。
特に女の子はグループや女の子同士で遊ぶことも増えていき、色んな子どもとどう接していいかわからず、大人からしたら意地悪をされているように見えることもあるかもしれませんね。
また、ひとり遊びも好きな子どももいるので、「今は1人で遊ぶのが楽しい」という子どもだと、お友達を作ろうという意識が薄く、親御さんからすれば仲間はずれにされているのかな?と心配になってしまうことがあるかもしれません。
女の子だとお絵描きや折り紙、絵本など1人で遊ぶのが楽しいと感じている子もいますので、その子がどんな様子かも見てあげるといいかもしれませんね。
でも、様子を見てるだけだと心配ですよね。そんな時は幼稚園の先生に「最近うちの子は、幼稚園ではどんな感じですか?」など、幼稚園での様子を聞いてみましょう。
もしかすると見えないところでは、お友達と遊んでいたり関わろうとする姿が見えてくるかもしれません。
それに、実際に仲間はずれにされているようなら、先生も気をつけて見てくれるようになりますし、親御さんも不安を伝える場所ができて少し安心できると思います。
幼稚園で仲間はずれになったら親は自分の子にどう対応する?
自分の子供が仲間はずれにされているかもしれないと思うと、親御さんも一緒に不安になってしまいますよね。
でもその不安はお子さんにも子どもにも伝わります。
なので、幼稚園に入ってすぐに、みんなと一気に仲良くなろうとしなくてもいいです。
はじめは親御さんがお子さんと一緒に「おはよう」と、お友達や他のママに声をかけてあげることから初めましょう。
「おはよう」は自然とする挨拶ですし、これは子どもだけでなく親御さんも、輪の中に入るきっかけになります。
お子さんには「朝はみんなにおはよう、ってご挨拶しようね」といえば、お子さんもですし、周りの子ども達もそれからお話をしたり、一緒に遊んだりするきっかけになるでしょう。
朝は急いでいるのでお友達やママにゆっくり接するのは難しいという方は、帰りにもし幼稚園で自由遊びなどができる時間があれば、その時間少し残って、お子さんと親御さんが一緒に遊びに入っていくのも手だと思います。
親御さんも無理に割り込まなくてもいいので、子供と一緒に遊んであげたりしてお友達と自分の子供を繋ぐお手伝いをしてみてくださいね。
幼稚園児の仲間はずれの対処法
自分の子供が「仲間は外れになっているかも?」と思うと、どうにかして仲間はずれを辞めさせたいと思うのは親としては当然だと思います。
でも、幼稚園に入ったばかりの頃は、子供同士も様子を伺っているだけかもしれません。
親御さんが一緒に挨拶や、一緒に遊べる空間や時間を作ってあげると意外とあっさりとお友達になったりすることもあります。
なので、ほとんどの場合は心配せずに、親御さんも他の子どもたちに声をかけてあげてください。
ほかには先生に相談をして、幼稚園とお家でのやりとりを伝えあい、お子さんの様子や他の子とどんな感じで接しているのか教えてもらいましょう。
また、お家でどんなことが好きだとか、好きな遊び、興味を持っていることなどを先生に伝えてください。
先生の協力でお友達が出来ることもありますし、それがきっかけに交友が広まることもありますよ。
年少から入る子供が多い幼稚園では、年中さんから入るとなかなか大変だし心配も多いと思いますが、一歩お子さんと一緒に踏み込んで楽しい幼稚園ライフを送りましょう。