離乳食でノンオイルタイプのツナ缶は、離乳中期頃(7ヶ月~8ヶ月)から食べさせることができますが、市販のツナ缶には食塩が含まれているものが多いです。
赤ちゃんの離乳食では、ノンオイルタイプのツナ缶でも湯通しをして塩分を抜く必要があります。
また、油漬けタイプのツナ缶は1歳を過ぎてから、湯通しをして油を抜いて食べさせるようにしてくださいね。
ツナ缶は、高タンパク質で栄養価の高い食材です。生魚のように面倒な下処理もなく、必要な分だけ手軽に使えるので離乳食にはとても便利です。
今回は、ツナ缶を使う時の量や下処理方法、食べさせる時期や冷凍で保存する方法などについてまとめました。
伊藤食品の「美味しいツナ」は食塩不使用の水煮フレークなので、赤ちゃんにも安心して食べさせられますよ。
素材そのままシーチキンマイルドは離乳食でそのまま食べさせてもいい?
はごろもフーズから販売されている「素材そのまままシーチキンマイルド」は、かつお素材の旨味が出ていて食品添加物を使用していないので、離乳食に使うツナ缶にはおすすめです。
しかし、シーチキンマイルドには食塩が入っているので、離乳食に使うときは塩抜きをしてから食べさせてくださいね。
離乳食で使うツナ缶水煮の下処理方法
ノンオイルや水煮のツナ缶でも食塩が含まれているものがあるので、離乳食に使うときは調理の前に湯通しして塩分を取り除いてください。
赤ちゃんの消化器官は未熟なため、赤ちゃんに負担をかけないためにも、ツナ缶に食塩が含まれている場合は湯通ししたほうが安心して食べられます。
ツナ缶の湯通しを簡単にやる方法は2種類あります。
- 熱湯でさっと茹でる
- 水気を切って茶こしなどに入れ、熱湯を回しかける
自分のやりやすい方法でやってみてくださいね。
湯切りしたあと、ツナをまだ食べ慣れていない離乳中期頃はツナを細かくなるようにすりつぶしてあげると赤ちゃんが食べやすいと思いますよ。
うちの子も初めは嫌がって吐き出したりしていたのですが、細かくするとたくさん食べてくれるようになりました。
離乳食で油漬けのツナ缶を食べられるのはいつから?
油漬けのツナ缶は、離乳食完了期の1歳頃から食べられるようになります。
離乳完了期でも、油漬けのツナの缶詰を与えるときは油抜きをしてから使います。
油漬けのツナ缶は湯通しをしても完全には油抜きできないので、離乳食完了期の1歳を過ぎてから与えるようにしてくださいね。
大人用に購入するツナ缶は油漬けが多いと思いますので、大人用と赤ちゃん用を分けて使った方が安心です。
離乳食で食べるツナ缶の量はどのくらい?
水煮のツナ缶は離乳食中期(生後7・8ヶ月ごろ)から湯通しをして使えます。
赤ちゃんに1回の食事で与える量の目安を時期ごとに説明します。
- 離乳食中期は10~15g (粗くすりつぶす)
- 離乳食後期は15g(細かくほぐす)
- 離乳食完了期は15g~20g(軽くほぐす)
他の食材と同じように、最初は小さじ1杯からはじめてください。
ツナ缶はノンオイルでも意外に脂肪分が多いので、与えすぎには注意です。
また、ツナ缶はまれに食物アレルギーを起こすことがあります。
赤ちゃんに初めてツナ缶を食べさせるときは、病院が開いている平日の午前中に食べさせるようにすると安心ですね。
残ったツナ缶の冷凍方法と冷凍できる期間
ツナ缶は便利な食材ですが、離乳食で一度で使い切るのは難しいですよね。
ツナ缶は冷凍保存ができるので、残ったツナは冷凍しておきましょう。ツナ缶を開けたあとはなるべく早めに冷凍保存をしておくと安心です。
冷凍のやり方ですが、まず冷凍する前にツナの塩分や油分はお湯を回しかけて取り除き、しっかり湯切りしてください。
湯切りしたあとに冷まし、製氷皿やラップで小分けにして冷凍すれば使うときに便利です。
離乳食の作り置きに便利なリッチェルのフリージングパックは、蓋つきで柔らかい素材なので小分けした食品が取り出しやすくておすすめです。
離乳食用に冷凍したツナは、保存期間が約1週間です。
使う時はレンジで温めたり湯煎にするなどして必要な分だけ温めてから使ってください。
解凍したツナはそのままだとパサパサしているので、赤ちゃんが食感を嫌がるかもしれません。
その場合は片栗粉でとろみをつけたり、ハンバーグや卵焼き、サラダなどに混ぜるといいですよ。
離乳食でツナ缶を食べさせるときのポイント
離乳食でツナ缶を使用するときの注意点やポイントをまとめてみました。
- 離乳食で食べるツナの量は離乳食中期で10g、離乳食後期で15g、離乳食完了期で20gくらいを目安にする。
- 素材そのままシーチキンマイルドを使う時は塩抜きをする。
- 水煮缶でも塩分が入っていれば湯抜きをする。
- 油漬けのツナ缶を使う場合は1歳を過ぎてから油抜きをする。
- ツナ缶は1週間冷凍保存できるので上手に使い切る。
ツナ缶は手軽にタンパク質がとれる栄養満点の食材です。
いろんな料理に使えるので離乳食作りで活躍しますが、赤ちゃんに食べさせるときは大人と違ったやり方があることを知っておいてくださいね。
ツナ缶の正しい使い方を知って、離乳食にどんどん取り入れていきましょう。
離乳食用のツナ缶なら、ノンオイル食塩不使用のツナの缶詰がおすすめです。