冷凍した大根をおでんや煮物に入れるとフニャフニャになってまずいと言います。
冷凍すると大根の食感が悪くなる原因は、細胞が破壊されて水分が抜けてしまうからです。
NHKのためしてガッテンで紹介された、汁につけて冷凍して食感を残す方法や生のままの大根を冷凍する方法について紹介します。
上手に冷凍した大根は、味が染みやすく時短調理にも大活躍します。
ためしてガッテンで紹介された大根の冷凍の仕方
NHKの「ためしてガッテン」でも紹介された、柔らかすぎず食感も残る冷凍の仕方は、生の大根をおつゆに浸し、冷凍する。
ただこれだけ。とっても簡単ですよね。
水ではなくおつゆに浸して冷凍することで、穏やかに凍っていくため、細胞が壊れにくく歯ごたえが残ります。
大根のカットの仕方やおつゆの種類は何でも構いません。料理に合わせて決めていきます。
例えば、煮物であれば醤油ベースのものや、麺つゆを薄めたもの、中華であれば鶏がらスープ、洋風であればブイヨンやコンソメと、様々な味付けをすることで、料理がグンと楽になります。

大根おろしの冷凍の冷凍の仕方はこちらで紹介しています。
大根の冷凍の解凍方法
おつゆで冷凍した場合も、生のまま冷凍した場合も、解凍方法は凍ったまま鍋に入れるだけです。
味付けをしていないそのままの大根は、柔らかくなって味が染みやすくなっているので、そのまま味付けをして煮込むことで時短で料理することができます。
おつゆに浸して味を付けた大根は、すでに味がついているので、凍ったおつゆと一緒に煮込むことで何時間も煮込んだかのようなしっかりと味がついている大根に仕上がります。
大根を冷凍しておくと解凍の仕方も楽で、どちらも長時間煮込まなくても良いので、忙しい主婦にはとても助かる方法ですね。
大根の冷凍保存は下茹でしてから?生のまま?
大根の冷凍は、下ゆでをしてからでも生のままでも、どちらでも可能です。
大根を下ゆでしてから冷凍すると、変色を防ぐことが出来るというメリットがありますが、茹でるのが手間だという場合には、生のまま冷凍しても問題ありません。
大根の食感を残して冷凍する方法
大根の皮には食物繊維が多いため、冷凍すると筋っぽくなってしまいます。
ですので冷凍するときは、大根の皮は厚めに剥きます。
生のまま、もしくは茹でた大根をラップで巻いてさらに保存袋に入れて冷凍します。
この時、冷凍室で空気に触れると乾燥したり酸化しやすくなってしまいますので、空気に触れないようにラップはピッタリと巻いていきます。
また、大根の冷凍はカット以外にも、すりおろした大根でも可能です。
冷凍大根のメリットとデメリット
大根を冷凍するメリットとデメリットについても紹介しますね。
大根の食感が生のものより悪くなる
大根を冷凍するデメリットは、大根を冷凍する事により細胞が壊され水分が抜けてしまうため、食感が悪くなります。
そのまま食べるサラダや刺身のつまにはむいていません。
大根の長期保存ができる
大根を冷凍する最大のメリットは、長期保存が可能になることです。
冷凍した大根は、冷凍庫で約1ヶ月保存できます。
細胞が壊れることで柔らかくなり、味がしみやすいので、煮物やおでんに向いています。
また急速冷凍をすることで、大根の栄養価も落ちません。ですので冷凍庫に急速冷凍ボタンがあれば押して冷凍した方が良いですし、ない場合は金属トレーに乗せるなどして早めの冷凍をオススメします。
大根の冷凍方法 まとめ
大根を冷凍するときは厚めに皮を剥き、生のままでも茹でてからでも冷凍が可能です。
冷凍するときは、空気にラップをしっかり巻いて冷凍していきます。
また、大根の食感を残したい場合は、その調理方法により様々な味のおつゆと一緒に生の大根を冷凍するだけです。
冷凍することで食感が少し落ちるデメリットもありますが、どちらもとても簡単で、さらには長期保存も可能になり、味も染みやすく調理時間も短縮になるなんて とても便利な方法です。
例え大根が余っていなくても、毎日の料理が楽になるのならば冷凍庫に大根のストックを凍らせておくのもいいですね。
是非試してみて下さいね。