NHKの「ためしてガッテン」で紹介されていた栗の剥き方は、栗のとがっている部分に十字の切れ込みを入れて、圧力鍋で10分加熱してから剥くと簡単に栗の皮を剥くことができるという方法でした。
ためしてガッテンで紹介された、栗の茹で方や剥き方、栗を甘くする保存方法についてまとめました。
また、テレビでは紹介されていませんでしたが、生の栗の鬼皮や渋皮をきれいに包丁を使って剥く方法や専用の道具を使って簡単に生栗を剥く方法についても紹介します。
固い栗の鬼皮と渋皮を同時に剥くことができる「栗くり坊主Ⅱ」があると、生の栗も簡単に綺麗に剥くことができます。
従来の「栗くり坊主」は水洗いができませんでしたが、「栗くり坊主Ⅱ」は水洗いができ抗菌作用もあるので、手軽に使いたい方におすすめです。
栗の皮むき以外にも、カボチャや里芋などの固い野菜の皮むきもできるんですよ。
実際に「栗くり坊主Ⅱ」を使ってみた人の口コミを見てみると
- 他の栗剥器と同様に沢山剥いていると親指の付け根が痛くなることがあります。
- 鬼皮つきでも綺麗に剥けて最高!力を入れなくても栗の皮が剥けます。
- 包丁より楽に安全に栗が剥けます。
- 包丁で剥いていたことが馬鹿らしくなるくらい簡単で大満足しています。
- 鬼皮は簡単に剥けますが、渋皮は剥きづらかったけど包丁で剥くよりもやりやすいです。
- 素手で使ったら左手の親指が傷だらけになってしまいました。
- 水で皮を柔らかくしなくても簡単に剥けました。
今まで、栗の皮むきには苦労していたという方も「栗くり坊主Ⅱ」を購入して大満足という意見が多いですね。
圧力鍋で茹でる栗の鬼皮と渋皮の剥き方
栗を剥くのって結構大変ですよね。
「ためしてガッテン」で、圧力鍋を使ったら簡単に栗が剥ける!と紹介されていました。
しかも圧力鍋で栗を茹でると、中の渋皮まで綺麗に剥けるんです。
栗ご飯などを作る時に、栗をたくさん剥かなくてはいけない時には、とても便利だと思います。
圧力鍋で栗を茹でる方法
「ためしてガッテン」で紹介された圧力鍋を使って皮を剥く方法を紹介します。
- 剥きやすくするために栗の先(とがっているところ)に十字の切り込みを入れる
- 圧力鍋に栗を入れ、栗が全体に浸るくらいの水を入れる
- 圧力鍋に蓋をして火にかける
- つまみが回ってから10分加熱し、火を止める
- 自然減圧する
圧力鍋で茹でた栗を取り出すと、十字に切り込みを入れたところが開いているので、包丁で開いているところから鬼皮を剥いていきます。
鬼皮が剥けたら渋皮も包丁で剥きます。
栗の実と薄皮の間には、ごくわずかな空気があります。
圧力鍋を使うことによって急激に加圧・減圧され空気が一気に膨らみ、それが実と薄皮の間に隙間を作るので皮が剥きやすくなります。
生栗の剥き方
生栗の皮むきは、ためしてガッテンでは紹介されていなかったのですが、生栗の皮の剥き方で解りやすい動画を見つけたのでシェアしますね。
包丁を使って生栗の鬼皮の剥き方
包丁で生栗を剥くときは、安全のために指サックをします。
- 栗を水や熱湯に1時間~2時間つける
- 水に浸した栗の平らな面を上にして、底辺のザラザラした部分と鬼皮の境目あたりに切り込みを入れて、尖った先端部分に向けて鬼皮を剥きます
- 側面の皮が剥けたら底のザラザラして部分を剥きます
栗の渋皮を剥く方法
- 包丁で栗の側面の平らな面のまわりを、りんごを剥くようにぐるりと一周剥きます
- はじめに剥いた部分にそって平らな部分の皮を剥きます
- 渋皮が栗の身に入り込んでいる場合は、切り込みを入れて取り除きます
- 栗の丸みのある背の部分も同じように剥きます
- 渋皮を剥いた栗はすぐに水に入れます
動画では、もう一つの渋皮を剥く方法として、果物ナイフの刃をたてて渋皮を削るように剥く方法も紹介されていました。
時間がちょっとかかりそうですが、慣れていない場合はこちらの方が失敗がないかもしれません。
栗くり坊主を使って生栗の皮むき方法
動画の最後で「栗くり坊主」という道具を使って生栗を簡単に剥く方法が紹介されていました。
栗くり坊主を使うと、渋皮と鬼皮を一緒に剥くことができます。
渋皮を残して剥きたいときは、鬼皮をつまむようにして剥くと渋皮を残して剥くことができるので、沢山の栗を剥くときには便利ですよね。
同じ会社から販売されている栗くり坊主Ⅱは、抗菌加工がされていて水洗いもできるので手軽に使いたいという方は「栗くり坊主Ⅱ」の方がおすすめです。
栗くり坊主は、栗だけではなくカボチャや里芋などの固い野菜の皮むきにも使えるので、栗の時期以外でも便利に使えますね。
栗の茹で時間の目安
美味しい栗を茹でるには、50分以上しっかりと茹でて下さい。
水から栗を入れて沸騰するまでに約10分、沸騰してから50分くらいが目安です。
栗を鍋に入れて、栗全部が浸かるくらいたっぷりの水を入れます。
水から茹でることで栗の甘みを引き出してくれるんですよ。
弱火または中火でじっくりと沸騰させ、沸騰したら弱火にして40~50分茹でます。
栗は皮があるので、長時間茹でても煮崩れの心配もなくしっかり茹でることができます。
栗を茹でる時に、水から茹でるのかお湯から茹でるのかを迷ってしまう人もいると思いますが、時間をかけて加熱することが栗の甘みを引き出すことにつながりますので、水から茹でるようにしましょう。
また、沸騰してからは弱火または中火でじっくりと茹でることによって、甘い栗に茹で上げることができます。
栗の保存方法 ためしてガッテン
テレビの「ためしてガッテン」で紹介されていた栗の保存方法を紹介します。
保存するだけで栗が甘くなるということなので、試してみる価値ありますよね。
栗が甘くなる保存方法
栗が甘くなる保存の仕方は、栗を0度で保存するという方法です。
栗を0度に保つことで、中の糖分が3日で2倍上昇するそうです。栗農家でも0度で保存しているんだそうですよ。
栗を常温で保存すると、虫がわきやすくなったり、どんどん糖分が逃げていってしまいますので、低温保存することで糖分が逃げてしまわないようにします。
栗は実ではなく種なので、冬になると発芽するためのエネルギーである糖をたくさん生み出します。
その糖を作り出すのがアミラーゼという酵素で、栗を低温保存することでアミラーゼを活発化させ甘い栗になります。
家庭の冷蔵庫ではチルド室が0度くらいなので、チルド室で栗を保存するといいですね。
保存する時は、乾燥を防ぐために栗をポリ袋に入れて保存しましょう。
ためしてガッテンの栗の剥き方とう甘くなる保存方法 まとめ
以前「ためしてガッテン」で栗が甘くなる方法を紹介され話題になっていましたが、保存する時は冷蔵庫のチルド室で0度を保つ、茹でる時はゆっくり時間をかけて沸騰させることによって、甘い栗が出来上がります。
皮を剥く時も、普通に剥いていたら指が痛くなってしまい、剥き終わった頃には指がどうかなってしまいそうなくらい大変ですよね。
栗ご飯などの皮を剥かなくちゃいけないときは、「ためしてガッテン」で紹介された圧力鍋で茹でる方法で剥くと、簡単に剥けるので指を痛める心配もありません。
また、栗を剥くときは「栗くり坊主」があると簡単に剥けて便利ですよね。