絹さやは煮物や焼き物などに少し入れただけで、色が鮮やかになる重宝な野菜です。
ただ、彩りに煮物に絹さやを入れたら、色が悪くなったりクタッとして食感が悪くなることがあります。
煮物の彩りに絹さやを入れるタイミングや、絹さやの下処理の方法を紹介します。
また、絹さやは簡単な下ごしらえをしておくと、冷蔵庫でも冷凍庫でも保存しておくことができます。
絹さやの上手な冷蔵や冷凍保存の方法や、保存できる目安なども参考にしてみてくださいね。
絹さやは料理の彩りだけでなく、ビタミンCを多く含んでいるので、風邪予防やストレス予防などの効果もあるので、積極的に食べたい食材です。
絹さやを買っても一度に使い切れないという方も、上手に保存して色々な料理に使いたいですね。
絹さやを煮物に入れるタイミング
絹さやは、筑前煮や肉じゃがなどの煮物にちょっと入れるだけで、きれいな色が食欲アップにも繋がります。
でも、煮物に入れるタイミングが違ってしまうと、茶色くなって見た目が悪かったり、しなしなで美味しくないということもあります。
お料理の彩りの一つとして絹さやを利用するなら、料理の最後に入れることが大切です。
料理の最後に絹さやを入れるときは、下処理をして別ゆでしたものを入れます。下処理の仕方は後ほど紹介しますね。
煮物に絹さやを入れるときは、煮込みすぎてしまうと絹さやの形が崩れて、食感も悪く色合いも落ちてしまいます。
またゆでる作業が足りないと、青臭くなり、硬くて美味しくありません。
絹さやを煮物の彩りに入れるときは、下処理して別ゆでしたものを最後に(火を消す直前)いれましょう。
絹さやを茹でる時間
絹さやはきちんと下ごしらえをしておけば冷蔵、冷凍保存が可能な野菜の一つです。
絹さやを買ってきたら下ごしらえをまとめてしておき、使うタイミングや用途にあわせて、小分けにしておくと便利です。
絹さやの下処理の仕方
- 絹さやの筋をとります。(筋があると食感が悪くなります)
- 軽くあらってザルにあげておきます。
- 鍋に湯をわかし、塩を小さじ1杯入れます。
- 湯が沸いたら一気に絹さやを入れて1分を目安に茹でます。
- すぐにザルにあげて、冷水につけて色止めをします。
- 再度ザルにあげてしっかり水切りをします。
茹でた絹さやは、すぐに冷水に入れることで色止めができ、綺麗な緑色に仕上がります。
下処理をした絹さやは、このまま使っても構いませんし、キッチンペーパーでさらに水気をきり小分けにして冷蔵庫、あるいは冷凍庫へ入れておくと、使いたい分だけ使えて便利です。
冷蔵庫で保存する場合は、できるだけ2日以内で使い切ってくださいね。
保存する場合は、水気をしっかりきることと密封状態にすることがポイントです。
絹さやの茹で方 サラダ油を使う方法
絹さやを下茹でするときに、塩ではなくサラダ油大さじ1杯を使って茹でる方法もあります。
この方法を油蓋といいます。
湯に油を加えることで、茹でた絹さやがコーティングされて温度が下がりにくくなるので、短時間で火が通り色味や食感を保つことができます。
サラダ油を使って茹でるときは、サラダ油を入れ沸騰しているお鍋に絹さやを入れたら、表面がふっくらする1分ほど茹でます。
その後は、塩茹でと同じように冷水へ入れると、表面についた余分な油は落ちます。
どちらの方法も青野菜全般の下処理に使うことができます。
絹さやの冷凍保存の方法
色が鮮やかでハリのある絹さやを購入したら、できるだけ新鮮なうちに食べきることが1番です。
生のままですと、鮮度が落ちてしまいますので、一度に食べきれない場合は、下茹でをして小分けに保存しておくと便利です。
絹さやの下茹でまで済ませて、水気をよくとり一回で使う量に小分けをしてラップにつつみます。さらに、ジップロックなどに入れて密封状態にしてから冷凍庫で保存します。
こうして冷凍した絹さやは、最低でも1カ月ほどの日持ちが可能です。
使用するときは、使いたい分だけ取り出し、炒め物や汁物、煮物などの彩りで使用する場合は冷凍のまま料理に使えます。
冷凍した絹さやは食感が多少おちてしまいますが、食感が気になる場合は千切りなど細かく切って使うとあまり気にならなくなります。
絹さやの保存方法
絹さやは、お料理の彩りにとても重宝するお野菜です。またビタミンCなどの栄養価も高く植物繊維も豊富なので上手に取っていきたいですね。
煮物などに入れるタイミングも覚えてしまえば簡単です。煮込みすぎないことや別ゆでで準備することに気を付ければ失敗することもありません。
また、一度に使い切れないときは、下ごしらえをしておけば冷蔵保存で約2日、冷凍保存で約2ヶ月保存することができるので、小分けにしておくと使いたいタイミングで少しづつ使えるので便利です。
煮物やお弁当、焼き物などにも絹さやをちょっと添えるだけで、彩がよくなって便利です。
絹さやを買ってきても全部使い切れないというときは、新鮮なうちに下茹でして上手に保存したいですね。