子どものお弁当にりんごを切って入れてあげたいけど、変色が気になりますよね。
りんごが変色してしまっても体に害があるわけではありませんが、茶色く変色したりんごは、見た目もよくありません。
せっかく子供のお弁当にりんごを入れてあげても、茶色くなったりんごでは、子供もガッカリですよね。
切ったりんごは、なぜ変色してしまうのか?原因や変色を防ぐ方法を紹介します。
お弁当に入れるりんごが、茶色く変色するのが気になるという方は、参考にしてみてくださいね。
りんごが変色する原因
りんごに含まれているポリフェノール物質が、酸素と結びつくことで茶色く変色してしまいます。これを酸化といいます。
また、りんごは酸化を促進する酸化酵素というものが豊富なので、変色しやすいとされています。
なので、切ったりんごを変色させないためには、りんごの切り口が酸素に触れないようにすることでりんごの変色を防ぐことができます。
まるごとそのまま食べれば、もちろん酸化も少ないですし、ラップで切り口を覆えば多少は酸化を遅らせられます。
ですが、子供のお弁当に入れるりんごを一つずつラップに包むわけにもいかないですよね。
今回は手軽にりんごの変色を抑える方法を紹介しますね。
りんごの変色を防ぐために塩水に漬ける時間
昔から「切ったりんごは塩水につけておきなさい」と母親に言われたものです。
実は、塩の成分であるナトリウムイオンが、りんごのポリフェノール物質に壁を作り、酸化酵素の働きをストップすることでりんごの酸化を防いでくれるんです。
ですが、壁を作るという表現をしたように、あんまり長く塩水につけているとりんごがしょっぱくなってしまいます。
また、塩分の濃度が薄すぎても濃すぎてもだめです。塩水の塩分濃度は、水に対して1%に抑えます。
りんごを、さっと塩水にくぐらせるだけでも効果は期待できますが、心配であれば5分程りんごを塩水つけておくことをオススメします。
塩水の分量は、りんご1個だと、水400ccに、塩ひとつまみ程度で十分です。
りんごの変色防止で塩水以外の方法
塩水を使ったりんごの変色の防止策を紹介しましたが、人によっては薄っすらとりんごにつく塩味が苦手という方もいますよね。
実は、塩水を使うほかにもりんごの変色の防止策はあるので安心してください。
りんごの変色を砂糖水やハチミツで防ぐ方法
砂糖水ってベタベタしますよね。その砂糖水のベタベタがりんごの表面を覆うことで、りんごが酸素に触れることを防いでくれます。
砂糖水でりんごの変色を防ぐことができれば手軽ですよね。
同じ考え方で、ハチミツ水もりんごの変色には効果的です。ハチミツはかなり長い時間、りんごの変色を抑えてくれます。
ハチミツがご家庭にある人はぜひ試してみてください。
砂糖水もハチミツ水も濃度は、りんご1個で、水400ccに大さじ2ほど入れれば大丈夫です。
砂糖水を使う場合は5~10分、ハチミツ水は2~3分つけておくだけです。つける時間に差があるので注意してください。
りんごの変色をレモン汁で防ぐ方法
レモン果汁を直接りんごにかけることもありますが、レモン水のほうが酸っぱさを感じなくていいと思います。
レモンのビタミンCがりんごよりも先にポリフェノール物質と結びついてくれるので、りんごが変色しないんです。つまり、酸化酵素からポリフェノール物質を奪ってしまうんです。
レモン水は、水400ccにレモン果汁小さじ2杯入れて2~3分つけてください。塩水と同様に長くつけすぎると酸っぱさを感じるかもしれませんので、注意してください。
りんごの変色を炭酸水で防ぐ方法
りんごの変色対策に、ぜひ試してもらいたいのが、この炭酸水です。
炭酸水にりんごを5分程つけておくだけなので手軽にできますよね。
炭酸水がなくても、炭酸ジュースでも代用可能なので、ご家庭で簡単にできそうですね。
また、変色防止に使った炭酸水は飲むことができるので、ほんのりとりんご風味になった炭酸水もおいしいので一石二鳥です。
りんごが変色しない方法
りんごが変色しない方法は塩水以外にも、身近にあるものでりんごの変色が防ぐことができます。
変色してしまったりんごも食べることはできますが、子供のお弁当に入れてあげるなら、やっぱり美味しそう見えるほうがいいですよね。
可愛くうさぎ型に切ったりんごも、ちょっとした手間で変色せずに、長く形をキープできますよ。自分に合ったひと手間で楽しくお弁当作りをしましょう!