コンビニやスーパーに売っている、黄身の中まで塩味がついているゆで卵は美味しいですよね。
でも、殻付きのゆで卵の中に塩味がついているのって不思議な感じがしませんか?
実は、この殻付きの塩味がついたゆで卵は簡単に作ることができるんですよ。
塩味のゆで卵の作り方や、ゆで卵に塩味がつく理由、作ったゆで卵の賞味期限などを紹介します。
お弁当にもピッタリの塩味ゆで卵、ぜひご家庭でも作ってみてくださいね。
ゆで卵に塩味のつけ方
塩味の殻付きゆで卵の作り方は、意外と簡単なんですよ。
塩味のゆで卵を作る材料
- 卵
- 塩 120g 又は240g
- 水 500ml 又は 1ℓ
- 大きめのタッパーやボウル
水500mlで作るときは塩が120g、水1ℓで作るときは塩が240g必要です。
殻付き塩味ゆで卵の作り方
- 好みの硬さのゆで卵を作ります。
- 卵を茹でている間に、タッパーやボウルに水と塩を入れて塩を溶かしておきます。
- ゆで卵が茹であがったら、お湯を切り熱いうちに殻付きのまま作っておいた塩水に入れます。
- 蓋やラップをして冷蔵庫で1晩おけば、出来上がりです。
塩が多いので、水に溶けきれない場合かありますが、全部塩が溶けていなくても大丈夫です。
殻が綺麗にむけるゆで卵の作り方は、こちらで紹介しています。
ゆで卵の殻が上手に剥けないという方は、参考にしてみてくださいね。
塩味のゆで卵を作るときの注意点
塩味のゆで卵を作るときに注意することがあります。
それは、一晩塩水につけたら、全てのゆで卵を塩水から出しておくことです。
長い時間塩水に入れておくと、ゆで卵の塩味が濃くなりすぎてしまいます。
夜にゆで卵を塩水に入れて、朝に取り出すくらいがちょうど良い塩加減のゆで卵が作れます。
また、ゆで卵を作っているときに、殻が割れてしまいゆで卵の中身が少し出てきてしまうことがありますよね。
こうなってしまったゆで卵は、必要以上に塩味がついてしまうので塩味のゆで卵を作るには向いていません。
ゆで卵に塩味がついているのはなぜ?
殻がついたままのゆで卵に塩味がついているのは、ちょっと不思議ですよね。
卵の殻には目では見ることができないくらい小さい穴がたくさんあいています。
この穴は、卵が呼吸をするために空いていて、1つの卵に6000個~8000個ほどの穴が空いています。
濃度の濃い塩水にゆで卵を入れることで、「浸透圧」で卵の殻の小さい穴から塩分が入って、ゆで卵に塩味をつけることができるんですよ。
浸透圧を簡単に説明すると、容器に入れている食塩水の濃度は高く、卵の中の塩分の濃度は0に近い状態ですよね。
すると、濃度が高い食塩水は、卵の中も同じ濃度になるように塩分が移動していきます。
つまり、卵に空いている穴を通って卵の中に塩味が入っていくんです。
これが殻付きの卵に塩味が付く理由です。
ゆで卵を半熟にしたときの賞味期限は?
塩味のゆで卵を沢山作って保存しておきたいと思っても、半熟のゆで卵は賞味期限が短いので作り置きはできません。
半熟のゆで卵の賞味期限は約1日です。
固ゆでにしたゆで卵も賞味期限は3日ほどです。
固ゆでのゆで卵でも、塩味の殻付きゆで卵を作ったら殻をむかずに冷蔵庫で保存して3日ほどで食べきるようにしてくださいね。
殻を剥いてしまうと日持ちがしないので、殻を剥いたら1日程度で食べるようにしてくださいね。
また、ゆで卵は冷凍保存ができないので注意してください。
殻付きの塩味ゆで卵の作り方 まとめ
コンビニやスーパーで売っている塩味がついた殻付きのゆで卵は、自分でも簡単につくることができます。
塩味をつけるのに少しだけ時間がかかりますが、前日の夜に作っておけば、朝には出来上がっているので手間はかかりません。
お弁当に持っていくゆで卵も、中まで塩味がついていると美味しいんですよね。
ぜひ、美味しい塩味のゆで卵を作ってみてくださいね。