スギやヒノキの薄板を曲げて縁を作った曲げわっぱのお弁当箱は、夏のお弁当を腐らせないと話題になっていますよね。
機能性のあるお弁当箱がどんどん出てきているなかで、昔ながらの天然素材からできている曲げわっぱ弁当箱がまた注目を浴びてきています。
曲げわっぱ弁当箱といえばお手入れが大変というイメージもありますが、お弁当箱の中の水分を調節してくれるので、冬はご飯が硬くなりにくい、夏のお弁当が傷みにくいなど優れている弁当箱だとも言えます。
そんな曲げわっぱ弁当の詰め方のコツや、お手入れ方法を紹介していきたいと思います。
わっぱ弁当は夏場に保冷なしで大丈夫?
曲げわっぱのお弁当箱は天然の殺菌効果があるので、夏のお弁当が傷みにくいのが特徴です。
夏になるとわっぱ弁当箱が登場するという人もいるんではないでしょうか?
昔の人はわっぱ弁当を保冷なしで夏場も乗り切っていたんですよね。
しかし、近年は猛暑で心配にもなります。
わっぱのお弁当箱を冷蔵庫に入れるのは、乾燥によって素材を傷めることになるのでNGですが、あまりの暑さにお弁当が傷むことが心配な時は、保冷バックに保冷剤を入れていくといいでしょう。
保冷バッグに保冷剤ならわっぱの素材を傷めることはないんですよ。
保冷剤を使うときは、念のために保冷剤が溶けて水滴がわっぱ弁当箱に付かないような工夫をして入れるといいと思います。
わっぱ弁当箱の詰め方の工夫や注意点
わっぱ弁当におかずを詰める時には、いくつかの注意点があります。
わっぱ弁当を詰める前は濡らしてから詰める
わっぱ弁当箱は詰める前に、お弁当箱を軽く水で流しキッチンペーパーで拭いてからご飯を入れると、ご飯がくっつきにくくなります。
また、おかずの色移りや匂い移り、油の吸収も防いでくれます。
わっぱ弁当を詰めるときはご飯から詰める
わっぱ弁当の魅力である木の良い香りをご飯に移すには、ご飯から詰めていくといいですよ。
そして、おかずをご飯に立てかけるように入れていきます。
おかずの水分はしっかり取る
普通のお弁当箱でも同じですが、水分が多いおかずは傷みやすくなってしまいますので、水分はキッチンペーパーでしっかり拭き取ってから入れましょう。
おかずカップを上手に使う
油物や色移りしそうなおかずは、おかずカップやアルミカップを使いましょう。
最初にご飯を詰めて、ご飯が冷めたらおかずカップを入れておかずを詰めて下さい。
夏のお弁当を腐りにくくする工夫も紹介しています。
こちらも、参考にしてみてくださいね。
わっぱ弁当箱の洗い方と手入れ方法
わっぱ弁当箱は天然素材なので、洗い方や手入れ方法にはコツがあります。
よくあるプラスチックのお弁当箱と同じような洗い方では、耐久性に問題が出てくる可能性もあります。
まず、わっぱ弁当箱は食器洗浄機は使えません。
そして、木に染み込んでしまうため、食器を洗う洗う中性洗剤やつけ置きする漂白剤も使えません。
わっぱ弁当箱の洗い方
- お湯や水で弁当箱の中の汚れを浮かしてからスポンジで洗います(洗剤はつけない)
- どうしても気になる臭いや汚れがある場合だけ粉のクレンザーを少量つけて洗うようにして下さい
- 熱めのお湯で隅々まで綺麗に流します
わっぱ弁当を洗うのはこれだけですが、洗った後は早めに乾燥させないとカビの原因になってしまうので、濡れたままの状態で自然乾燥させるのは避けた方がいいでしょう。
熱めのお湯で洗った後は、すぐに布巾で拭き、風通しの良いところで乾かして下さい。
曲げわっぱのお弁当箱 まとめ
曲げわっぱ弁当は、お手入れが難しいと言われていますが、お弁当の中身が傷みにくかったりご飯が硬くなったりもしないなど、メリットがたくさんあります。
何と言っても自然の木を使っているため、見た目も美味しそうですよね。
使えば使うほど深みと味がでてくる曲げわっぱ弁当を、試してみてはいかがでしょうか。