出産したことがある方は、産むよりも陣痛の方が痛いとよく言っていますが、私も経験してみて本当にそうだと思いました。
陣痛が強くなった時、「本当にこの激痛をこれから何度も何時間も耐えないといけないの?」とあまりの痛さに一気に恐怖と不安感に襲われたのを覚えています。
痛みもそうですが、いつ産まれてくるかわからないので、痛みに終わりが見えないことが本当に怖かったんだと思います。
こればかりは、経験者にいくら話を聞いても、本やネットで調べてイメージトレーニングをしても、痛いことから逃げることはできませんから、これをすればいいよ!なんて技はありません。
しかし、少しだけ心がけておくだけで、陣痛の痛みを上手く乗り切れることはあります。
実際に私が出産した時に助産師さんから教わって実践してみたことなど、体験談を元にお話ししたいと思います。
出産の痛みの不安を少しで少なくするために
出産の前には産婦人科などでも、母親学級が開かれ、出産や育児に関することを勉強する機会があります。
私自身、出産について勉強しても、助産師さんがいるし任せておけば良いものだと思っていたので、そんなに重要だとは思っていませんでした。
しかし、出産するのは自分自身で、出産の流れや今何をしているのかということを少しでも知っておくことはとても大切です。
実際に陣痛がきて出産となると、今自分がどういった状況なのか、何をされているのか、など何も知らないと痛みに加え不安感も出てきてしまいます。
特に初産婦であれば、初めての陣痛の痛みに少しパニックになってしまうこともありますので、出産の当日どんな流れで進んでいくのかくらいは頭に入れておくと、当日落ち着いて出産に臨むことができると思います。
出産のときの痛みのレベルはどのくらい?
陣痛が始まって最初の痛みは生理痛が少し強くなったくらいの痛みなので、まだぐっと力を入れて耐えるくらいで乗り切れました。
しかし、出産が進み子宮口が開いてくると、どんどん痛みが増してきます。
その強くなった陣痛がきた瞬間は、「痛い!」と声が出てしまうほどでした。
つい叫んでしまったのですが、「声を出すよりも呼吸に集中した方が痛くないよ」と助産師さんから言われて、痛みの波が来ると必死に呼吸をすることしか考えないようにすると、声を出すよりもずっと楽になりました。
とにかく目をつぶって集中して「吸って、吐いて」と呪文のように念じていました。
意外とこの方法は私に合っていたみたいで、痛みのレベルは変わりませんが、変に体力を奪われることもありませんでした。
そして陣痛の痛みと同様に辛いのが「いきみ逃し」でした。
思いっきりいきみたいのに、いきめないあの感覚は本当に辛かったです。
私の場合は、いきみを逃さないといけないということがいまいち分かっておらず、「今はいきまないでね!」と言われたにも関わらず、無理ですー!と言いながら思いっきり踏ん張ってしまいました。
そのせいなのか、出口が少し裂けてしまったようで、処置にも時間がかかっていましたし、産後がとてつもなく痛く、歩くこともままならないほどでした。
痛みでいっぱいいっぱいにはなりますが、その時に助産師さんから指示されたことは絶対に守った方が良いと心得、2人目の出産時には落ち着いてスムーズに出産をすることができました。
出産の痛み
私が初めて出産で経験したときのことを書かせていただきましたが、出産は一人ひとり違うので参考になるかは分かりません。
初めての出産はみんな不安になります。
ですが、どんなに痛くても自分が頑張る!と思うより、今同じように赤ちゃんも頑張ってるんだと思うときっと乗り切れるはずです。