天ぷらやフライを自宅で揚げると、結構たくさんの油を使用しますよね。
あの使用済みの油はどれくらい使って捨てるか、迷ってしまいます。
一回使っただけで捨てるのはもったいない量ですものね。
酸化した揚げ油を使いつづけると、揚げ物が上手に揚がらないだけでなく、体にもよくないんですよ。
揚げ油を長持ちさせる方法や、使用済みの油を捨てるタイミングや、揚げ油を捨てる方法について紹介します。
油を捨てる時期やタイミング
飲食店などで大量に使う揚げ油は、加熱している時間が長いので、熱酸化が進み早く劣化してしまいます。
家庭で使用する油の場合は、揚げ物をしたとしてもせいぜい20分程度。それくらいだと毎回処分するにはもったいないですので、回数としての目安は3~4回くらいです。なるべく1ヵ月以内に使うようにしましょう。
しかし、衣がついているような揚げ物をした場合や、食べ物の成分で油に臭いや色が移ってしまって、揚げ油が気になる臭いになってきたらすぐに処分した方が良いですね。
油の酸化の見分け方
油は未使用であっても常に酸化していきます。未開封でも酸化するということは、使いかけの油はもっと早く酸化が進んでいると言えます。
揚げ物に使う油を、何回か使用していると泡立ってきたことはありませんか?油が泡立つということは酸化している証拠です。
また、古くなってきた油はサラサラではなくドロドロとしてきます。
その状態から分かるように、酸化した油というのは身体にあまりよくありませんので、きちんとタイミングをみて処分するようにしてくださいね。
油を捨てる方法
使用済みの揚げ油の捨て方は、自治体によって処分方法が異なるので、まずは確認してくださいね。
ビニール袋や牛乳パックに入れて捨てる場合
ビニール袋か牛乳パックに、新聞紙やいらなくなった布などを詰めて、その中にきちんと熱が取れた使用済みの油を入れます。
袋であれば、穴が空いていないことを確認し、念のために袋を二重に入れておくと良いですね。
牛乳パックを使う場合は、ガムテープなどで口をしっかりと閉じましょう。
ビニール袋や牛乳パックに入れた油は、燃えるゴミとして捨てることができる自治体と、できない自治体があるので確認してくださいね。
油の凝固剤を使う捨て方
油が熱い状態で凝固剤を入れて溶かし、冷めると油が固まっているので、そのまま捨てることができます。
市販の凝固剤は、スーパーやドラッグストアに売っています。
簡単に使えて、そんなに値段も高くないので、私はよく使用しています。
油の酸化を防止する方法
揚げ物などをすると油を大量に使うので、すぐ捨てるなんてもったいないですよね。なるべく良い状態で長く使いたいもの。
油の酸化をなるべく遅くする方法を紹介します。
まずは、使用した油は酸素に触れないようにすることがポイントです。もちろん使い終わった油をそのままのフライパンなどに保存するのは一番酸化が進みやすいので、気をつけてください。
揚げ物が終わった油は少し温かいくらいの温度の状態で、ろ過すると揚げカスを取り除くことができます。
最近では、ろ過ができるような保存用のオイルポットがあるので、そのような容器に保存するとよいですね。
油の保存容器は高温や直射日光たらないような場所(シンク下など)に保管するとよいでしょう。
また、揚げ油の使い方にもポイントがあります。
唐揚げなどを揚げた油が、だんだんと色が変わってしまったということはありませんか?
油の色が変わる原因は、食材に付けた調味料や、食材の成分などが油に溶けだしていくため色が変わっていきます。
ですから、なるべく味付けをしていない素揚げや天ぷらに使った後に、唐揚げやフライものに使うというように、調理法で油を使う順序を変えれば、油を長持ちさせることができます。
揚げ油を捨てるタイミングと捨て方
揚げ油は捨てるタイミングがわかりにくいですよね。
酸化した油は、揚げ物がカラッと揚がらなくなるだけではなく、体にも良いものではありせん。
適度なタイミングで処理したいですね。
また、家庭で使う油の量はそんなに多くはないからといって、シンクに流しに流したりすれば、排水溝が詰まってしまったり、汚染の原因となってしまいます。
油の処分方法はしっかり正しい方法で行いましょう。