最近では、共働きが普通の社会ですが、まだまだ女性の家事や育児の負担が多く感じます。
私自身も、子どもが10ヵ月から保育園に預けて働き始めました。
私も夫も実家が遠く離れており、頼れる両親が近くにいない中、私は接客業で遅い時間までの勤務、保育園の呼出しにも対応しにくい仕事内容でかなり疲れてしまいました。
でも、こんな環境で頑張っているお母さんたちが、今の時代たくさんいるんですよね。
今、共働きで身体も心もしんどい方もいれば、今後仕事復帰される方も家事と育児を両立や、子どもと離れることと久しぶりの仕事復帰にいろんな不安があると思います。
実際、私が共働きで育児をしていた時、どうやって乗り切っていたか、家事や育児、その時の精神状態について振り返ってみたいと思います。
共働きの家事や育児の両立で悩んでいる方の、参考になれば幸いです。
共働きで家事や育児に疲れた
育児休業を取って仕事復帰される方には、「仕事が好きでずっと続けたい方」と「自分も働かないと家計が破たんしてしまうから働かなければいけない方」がいらっしゃると思いますが、私は後者でした。
やっぱり子どもが可愛くて、離れたくないというのが本音だったので、育休が明ける数か月前から毎日憂鬱になっていました。
家にこもるのが苦手な方も周りにたくさんいたのですが、私は極度のマイペースだったので、家事をしながらの子育てが性に合っていたんだと思います。
実際、仕事復帰してからはもう壮絶な毎日でした。
仕事がら、帰宅が遅かったために保育園のお迎えはいつも1番最後。
子供をつれて家に帰ってからは、作業のように子供にご飯を食べさせ、お風呂に入れて寝かせる。
子どもよりも時計を見る日々が多くなっていました。
子供を寝かしつけてから、残った家事と終わらせる感じで、目まぐるしく毎日が過ぎていきます。
やはり、要領を掴むまでの最初の数か月は、毎日が時間との戦いで疲れきっていました。
子どもは思った通りに動いてくれないので、声を荒げてしまう時もあり、罪悪感で泣きながら仕事に行ったことも多くありました。
共働きの子育て問題 実家が遠い
共働きは大変なことばかりですが、得られたこともたくさんあります。
近くに頼れる身内がいないということで、家事や育児との両立が重くのしかかる反面、「自分の子の成長を同じように喜んでくれる人(保育士さん)が身近にできた」ことが、私の中で支えになりました。
身内以外で、なかなか子どもの成長を同じ目線で共有できる人ってなかなかいないですよね。
「今日、初めて○○と言えた」「おともだちにおもちゃを譲ってあげられた」
小さなことですが、一緒に喜んでくれる人がいるととても嬉しいものです。
また、家で私と2人きりでは経験できないいろんなことを、保育園では教えてもらえます。
例えば、夏は毎日水遊びをさせてもらい、毎日バランスの取れた食事があり、季節ごとにレクレーションがあったりと、まだ1歳だった我が子もとても楽しそうでした。
私の心配や、保育園に子供を預けることへの罪悪感を、すべて安心に変えてくれるくらい喜んでいたので、これで良かったなと感じることが多かったです。
夫の家事分担で共働きを乗り切るコツ
そして、私が何よりこの壮絶な毎日を乗り切ってこられたのは「主人が一緒に家事をやってくれたから」です。
共働きの場合、夫の家事分担は「お手伝い」ではダメなんです。
初めの頃は主人が「言わないとやってくれない」ので衝突ばかりでした。
すぐ心の中で「子どもが大きくなったら絶対離婚してやる」と思うほどに、毎日イライラして追い込まれていました。
言ってやってくれるだけまし!と言い聞かせていましたが、身体も心も疲れてくると、言われなくてもやってほしくなるんです。
だんだん話し合いながら家事を上手く分担するようになり、家庭が円滑に周り始めました。
そうなると、夫婦間で見て分かるようにチームのような結束感が出てきて、「家族がみんなで協力し合える関係になれた」のは、周りに頼れる人が主人しかいなかったからだと思います。
共働きの家事 役割分担
振り返ってみると、私が共働きでやってこられたのは、夫婦が同じ目線で家事と育児をやれたからだと感じます。
これから仕事復帰される方は、今からご主人と家事を担当制について話してみてはいかがでしょうか?
どうしても家事の全責任を妻が担うと、パンクしてしまいます。
家事は適度に手を抜いて、夫婦で協力しながら乗り切っていきましょう。