冬はみかんを食べたくなる季節ですね。
こたつにみかんは日本人にとって定番ですが、これが最高なんですよね。
冬のみかんの季節にはみかんを箱買いするという人も多いんではないでしょうか?
箱や袋入りのみかんを購入すると、たまにカビの生えたみかんが混じっていることがありますよね。
カビが生えたみかんに接していた周りのみかんは食べても大丈夫なのか?みかんが腐ってしまっている場合の見分け方や、みかんを腐らせない保存の仕方について紹介します。
みかんにカビが生えたら周りのみかんは食べられる?
みかんは運搬中などに傷ついたり潰れてしまうこともあり、その傷から菌などが入ったり潰れたみかんから汁が出て湿ってしまうため、カビが生えやすくなってしまいます。
箱に入っているみかんや袋に入っているみかんは、重なって入っているので1つカビが生えてしまうと周りのみかんにカビの胞子がついて、カビが広がってしまいます。
カビの胞子というのは目に見えませんが、カビの生えたみかんの周りにはカビの胞子がついている可能性がありますので、カビが生えたミカンに密着していたみかんは食べない方がいいでしょう。
みかんが腐ってるいるかの見分け方
みかんが腐っていると見た目でわかることが多いのですが、腐るとどのような状態になるのかを詳しく説明します。
- 表面に白い綿のような白カビや、粉のような青カビが生える
- 皮の表面がブヨブヨになっている
- 傷などができたところから汁が出ている
- 皮が柔らかくなりドロッと溶けたようになっている
- 水分がなくなりしわしわになる
- 異臭がする
腐ったみかんは「エチレンガス」という果物の成長を早めるガスを発生させます。
成長を早めるということは老化させるということで、腐ったみかんから放出されたエチレンガスによって、その周りのみかんまでも腐らせてしまいます。
腐ったみかんを見つけた場合は、周りのみかんにどんどん広がってしまわないように、密着していたみかんも一緒に取り出すようにしましょう。
みかんがカビない保存方法
まず、カビが生えてどんどん増殖してしまう環境というものがあります。
ジメジメしたところに発生しやすいカビですが、カビ菌が好む環境は
- 温度が20~30℃
- 湿度が70~80%
このような環境です。
そのジメジメした環境に酸素とカビ菌の栄養源が揃えば、どんどんカビが増殖していってしまいます。
箱ビッシリに詰まったみかんは、カビが増殖しやすい環境です。
その中に1つでも腐ったみかんがあったらと考えると、怖いですよね。
箱で買ってきたみかんは、面倒かもしれませんが1度全部箱から出して、腐っているみかんがないかをチェックしてみることをおすすめします。
この時にみかんの状態によって、
- 腐っているもの
- 柔らかくなっているもの
- 綺麗なもの
大きく3つに分類し、腐っているものは処分して柔らかくなっているものから先に食べるようにしましょう。
みかんを箱に戻して保存する時は、風通しの良いところに置きます。
リビングなどは暖房で暖かくなっているので、暖房の入っていない場所で保存し、ヘタを下にして置くようにしましょう。
箱の中にみかんを重ねておく場合は、なるべくみかん同士が密着しないように、みかんを1段並べて上に重ねる前に新聞を間に挟んでおくといいですよ。
カビの生えたみかん まとめ
冬になると、みかんを箱買いする家庭も多いですよね。
箱買いしたみかんの中に1個カビの生えたみかんが混じっていると、どんどんカビが広がってしまいます。
箱買いしたみかんは、保存に気をつけてカビたり腐ったりしない環境を作って保存しておきましょう。