「迎え舌」という言葉を聞いたことがありますか?
たくさんの食事のマナーがある中で、実は「迎え舌」もマナー違反と言われています。
食事中にくちゃくちゃ音をたてて食べない、口を閉じて噛む、肘をついて食べないなど、食事のマナーは親から教えられてきたと思います。また、自分の子供にも同じように教えていると思います。
しかし、「迎え舌」という言葉はあまり耳にしませんし、初めて聞いたという人も多いと思います。
子供が迎え舌だと気が付いたら、早めに治してあげたいですよね。
迎え舌とはどんなものなのか、また原因や直し方をお話していきたいと思います。
迎え舌とは?
迎え舌というのは、食事をするときに舌を出して舌で食べ物を受け止めることを言います。
その姿を想像してみて下さい。どうですか?たまに見かけませんか?
私はテレビを見ていてもたまに見かけますし、知人と食事をしていても見かけるときがあります。
気をつけて見ると意外と迎え舌の人っているんですよね。
セクシーに見えるように、わざと迎え舌にして食べているという人もいると聞き、ビックリしてしまいました。
しかし、迎え舌はマナー違反なんです。
あまり馴染みがないマナーなので、マナー違反とは知らずに過ごしている人もたくさんいることだと思います。
見る人によってはとても不快に感じたり気持ち悪いと感じる人もいますので、気を付けておきたいマナーの一つですね。
迎え舌の子供の治し方
子供が迎え舌だと指摘をされたら、親としてあまりいい気分はしませんよね。
でも、子供が大きくなる前に迎え舌を治してあげることで、大人になってから恥をかかずに済みます。
子供が迎え舌になる原因として、一度にたくさんの量を口に入れてしまうことがあります。
一度にたくさんの量を口に入れてしまうと、舌で食べ物を取り込もうとして迎え舌になってしまいます。
一口に食べる量を少なくすることで迎え舌が直っていくこともあります。
離乳食で大人が食べさせている場合は、一口を少なくあげましょう。
自分で食べることができる子供は、一口を少なくすることを教えてあげ、迎え舌が治るまで見守ってあげることが大事です。
また、柔らかすぎる食べ物ばかりを与えないように、しっかり噛み応えのある食べ物を食べさせて顎の力をつけさせてあげましょう。
小さい子供の頃は、親が気にかけてあげることで迎え舌は治っていきますので、ガミガミ怒ったりあまり神経質にならないように、おおらかな気持で見守っていってあげましょう。
迎え舌の原因
子供が迎え舌になってしまうのには、いくつかの原因があると言われています。
迎え舌の原因 離乳食の量
離乳食時についてしまった迎え舌の癖がそのままになっていることが多いようです。離乳食を口に取り込む時に、多くの赤ちゃんは舌で巻きこんで食べます。
スプーンで一口にたくさんの量を口に入れて食べさせていると、舌を出して食べ物を取り込もうとするので、大人になってもそのまま癖になってしまうことがあります。
大人になってからは一口の量が多いと、こぼさないようにと気をつけて舌で受け止めようとしてしまい癖になってしまいます。
迎え舌の原因 離乳食の柔らかさ
離乳食が柔らかすぎるのも、赤ちゃんの顎の発達に影響し迎え舌になってしまうことがあります。離乳食で月齢の段階に合わせ、しっかりと顎を動かすことが大事です。
迎え舌の原因 おしゃぶり
赤ちゃんがくわえていると可愛い「おしゃぶり」も迎え舌の原因になる場合があります。
おしゃぶりの形が口に合わない場合、迎え舌の原因になることがあります。
おしゃぶりだけではなく、哺乳瓶の乳首の形でも同じです。
迎え舌の原因 口呼吸
子供が鼻炎になりやすかったり花粉症をもっていたりして、鼻詰まりなどの症状をよく起こしている場合は、気づかないうちに口で呼吸をしてしまっています。
口呼吸をしていると、舌が前に出やすくなってしまいます。
迎え舌になってしまう原因は、小さい子供の頃の癖が直らないまま大人になったというパターンが多いようですね。
迎え舌の原因や治し方 まとめ
迎え舌になってしまう原因と直し方を紹介しましたが、やはり小さいうちに親が気にかけてあげて直してあげておかないと、大人になってからの癖はなかなか直りませんよね。
食事のマナーはとても大切です。
一緒に食事をしている人や周りの人に不快な思いをさせないように、子供が迎え舌と気が付いたら早めに治してあげてくださいね。