生理前や生理中の眠気、どうやって乗り切っていますか?
ちゃんと寝ているのにどうしても起きていられないほど、眠気がきたりしますよね。
生理ってただでさえ身体のいろんな箇所が不調になるのに、眠気にまで襲われると仕事や家事に支障をきたします。
この眠気の原因、解消法についてお話ししたいと思います。
眠気が取れない原因
生理の時の眠気の原因は、女性ホルモンの仕業です。
プロゲステロンという女性ホルモンは、基礎体温を上げる働きがあります。
通常、人間の身体は深部の体温は上がったり下がったりしているのですが、この女性ホルモンが分泌されると常に体温が高い状態になります。
体温が上がると、やはり頭がぼーっとしますよね。
また、人間の身体は眠るときには体温が下がり、目が覚めているときは体温が上がります。
普通の状態だと深い眠りに入るときには体温は下がった状態なのです。
女性ホルモンによって常に体温が高い状態にあると、時間はしっかり寝ていても眠りが浅くなってしまいます。
ですから、寝ても寝ても眠気が取れないのは当たり前なのです。
眠気の解消法やアロマを使った眠気対策
生理だから仕方がないとはいえ、さまざまな不調に加えて、我慢ができない眠気は本当に辛いですよね。
その辛い眠気の対策方法、解消法をご紹介します。
睡眠の質を上げる
先ほど言ったように、生理前から生理中はどうしても体温が上がり、睡眠が浅くなってしまいますが、少しでも睡眠の質を上げることは可能です。
それは、寝る前にしっかりと湯船に浸かること。
湯船でしっかりと身体を温め、お風呂から上がりだんだん体温が下がってくるタイミングで就寝すると良いですよ。これは生理関係なく普段の生活にも取り入れられますよね。
アロマオイルの力を借りる
アロマオイルと言えば「リラックス効果」なので眠たくなってしまう印象がありますが、アロマオイルの種類を選べば頭をスッキリさせることもできます。
例えば、ユーカリやレモン、ミントなどです。
家じゅうアロマの香りにしようと思うとちょっとハードルが高いですが、ハンカチに数滴たらして、眠気がきた時にちょっと吸うようにするとだいぶ落ち着きます。
これだと電車の中や仕事中でもつかえますよね。
もちろんディフューザーなどを使って、お家をアロマの香りにしてもいいですし、お風呂に垂らすのも良いでしょう。
リラックスしたいとき、目を覚ましたいとき、アロマオイルの種類を上手く使い分けると良いですね。
生理前に足りない栄養素を積極的に摂る
睡眠の質を上げるには鉄分を摂取すると良いです。
女性は特に貧血気味の方が多いので、レバーや小松菜、ひじきなど日頃から意識的に摂ると良いですね。
またトリプトファンというアミノ酸を含む、卵やアーモンド、カシューナッツや赤身のお魚などの食材も睡眠の質を上げるのでおすすめです。
ただし、これは眠くなった時に食べても即効性は無いので、できるだけ生理前から摂取するように心がけると良いですよ。
その他にも、就寝前1時間はスマホやパソコンなどの強い光の刺激は避けるようにしましょう。
また、就寝前にカフェインを多く含む緑茶や紅茶、コーヒーなどを飲むと、睡眠の妨げになってしまいますので避けた方がいいですね。
生理前や整理中の眠気を解消する方法
女性にとって生理中の悩みは付き物ですよね。
痛みに関してはお薬で抑えられても、眠気となるとどうしようもありません。
せっかくなので健康を意識して日頃から改善できることをやってみると、少しは楽になるかもしれません。
いろいろと工夫を凝らして、乗り切っていきましょう。